『出版ダイジェスト(みすず書房の本)』冬号 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

巻頭エッセイは人類学者,渡辺公三氏。レヴィ=ストロースの研究スタイルとフィールドでの集中力について語っています。

レヴィ=ストロース関連の新刊は『裸の人 1 神話論理Ⅳ-1』と『サンパウロへのサウダージ』。

復刊した本は『遠近の回想』『やきもち焼きの土器つくり』『人種と歴史』『構造・神話・労働』です。

さすが生誕100年だけあってレヴィ=ストロースづくしといった感があります。

そういえば岩波書店の『思想』12月号もレヴィ=ストロース特集でした。


それ以外の注目書はC・ロスコ編『ロスコ 芸術家のリアリティ 美術論集』です。

マーク・ロスコというと大きなカンバスに地味な色でうっすらと長方形が描かれているだけの作品を美術館で見たことがあります。でも何枚も見ていると何かやすらぎのようなものを感じるのです。

この絵は何を意味しているのかと解釈するのでなく,ただその空間を感じる方がいいのかもしれません。

本の方は生前の草稿を息子が編集したものらしいですが,興味あるので読んでみたいです。展覧会も来年企画されているそうなので機会があったら訪れてみたいと思います。