筑摩書房のPR誌です。
今月は,なだいなだ・佐野眞一の両氏がそれぞれの連載エッセイで秋葉原無差別殺傷事件について語っていたのが印象的でした。
井上理津子氏の連載「旅情酒場をゆく」,今回は地産地消がテーマ。やっぱり地元の旬の物をおいしくいただくのがいいですね。
連載「オタク文化の現在」の今回の執筆者は伊藤剛氏。マンガに映画的手法を取り入れての表現が紹介されていて面白かったです。
好きな連載をもう一つ。大川渉氏の「東京オブジェ」が『群書類従』について触れていて興味深く詠みました。同書については名前だけで内容については知りませんでしたが,盲目の学者が編纂したとは知りませんでした。まして彼の偉業をあのヘレン・ケラーが手本としていたとは,驚きです。
今号を読んで気になった本は次のものです。
鶴見俊輔編『日本の百年』全10巻 ちくま学芸文庫
※鶴見氏のインタビューが今号に掲載されています。幕末から明治にかけてのいろいろな人物が紹介されていて興味深く読めました。これからの日本を考える参考になりそうな気がします。
高田理惠子『男の子のための軍隊学習のススメ』ちくまプリマー新書
※今号に著者のエッセイを読んで興味をもちました。
山崎元『エコノミック恋愛術』ちくま新書
※こちらも著者のエッセイが掲載されています。山本モナのスキャンダルを経済の視点で斬っているのが面白いです。
マーティン・ジェイ『暴力と人間存在』
※フランクフルト学派の流れをくむ思想史家と思ってましたが,暴力論も書いているのですね。
栗田有起『蟋蟀(こおろぎ)』
津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』
※上の2冊は宣伝文句が面白かったので。
森まゆみ『手に職。』ちくまプリマー新書
※職人さんの技ってあこがれます。
島内景二『教科書の文学を読みなおす』ちくまプリマー新書
※懐かしの作品が出てたらうれしいです。
志水宏吉『公立学校の底力』ちくま新書
※小・中・高と公立出身の身としては公立校にもがんばってほしいです。
米原万里『言葉を育てる 米原万里対談集』ちくま文庫
※言語に興味があるので。
小沼純一編『武満徹エッセイ選』ちくま学芸文庫
※武満音楽について知りたいので。
それから筑摩書房の読み物サイト「Webちくま」が執筆者を見ると面白そうなのでアクセスしてみたいです。