今月はなんと創刊500号記念特別号となっています。50年近く続いているわけですからすごいです。巻頭に春秋社の歩みが載っていて,大正7年創業とありますから会社そのものはさらに長い歴史があるわけですね。
特集の目玉は「春秋社の本棚『私の1冊』」です。作家,学者なの71名の人が春秋社の本から1冊を選んで紹介しています。
大岡信,森まゆみ,吉本隆明,土居健郎,夢枕獏,長嶺ヤス子,香山リカ,日野原重明,立松和平,高橋アキ,上野千鶴子,池辺晋一郎など豪華な顔ぶれです。
71冊の中で私が読んでみたいと思ったのは,鈴木大拙『禅による生活』,オコナー『秘儀と習俗』,渡辺裕『聴衆の誕生』,ブランデン『自信を育てる心理学』,フランクル『それでも人生にイエスと言う』,ヘラー&ヘンキン『ボディワイズ』,井上直幸『ピアノ奏法』,フリック『質的研究入門』,岡田暁生監修『ピアノを弾く身体』,荒川修作・ギンズ『建築する身体』,宮本省三『リハビリテーション・ルネサンス』,デイヴィドソン『合理性の諸問題』,小野ひとみ『アレクサンダー・テクニーク』です。
こうしてみると心理学,身体論,音楽に関わるものが多いようです。春秋社の特徴がよく出ているように思います。地味でも良質の本を出している出版社の一つと感じます。