上橋菜穂子『流れ行く者』読みました『守り人』シリーズの最新刊です。ジグロとともに旅をしていたころの少女バルサの物語です。もちろん幼なじみのタンダも登場します。少女バルサは,クールで用心深い大人のバルサと違って,甘さがあり思慮分別に欠けるところがありますが,それがかえって子どもらしさをひき出していて新鮮な感じがします。いくつかのエピソードが収められていますが,私の好きなのは老女ギャンブラーの話です。ちょっと子ども向きではないかもしれませんが,アダルトな雰囲気の中いろいろな教訓が得られました。