「雑食動物のジレンマ ある4つの自然史[上]」 マイケル・ポーラン ラッセル・秀子[訳] 東洋経済新報社
Polyface Farmは反骨農場とでもいうのか…。まあ要するによく理解できてない(笑)私なんかに簡単に解るくらいなら、もうとっくに農業から工業的なシステムなど無くなってる気はするが。
難しいことは良くわからないので、化成肥料の全てを否定することは出来ないんだけど…。土壌汚染する→そこに育つ植物の汚染→それを捕食する動物の汚染→それを捕食する人間の汚染…ってことだよね?
何かおかしい。そうまでして無理やり余るほど大量に作物を作って、その一つの作物から色んな成分取り出して、色んな形に変えて、また組み上げて一つの食べ物を作り上げる。その一つの食べ物を作る為にどれだけの作物を使っているのか?どれだけのエネルギー資源が消費されてるのか?著者も書いてるけど、それ…他のトコに使ったほうが本当はもっといいはずなのに。作物を無駄にして無いように見えるこの行為が、何よりも無駄を生み出してる。まさに錬金術のよう。穀物を武器にする錬金術。
人間は、周りの環境、自分達の食べるもの、自分自身達まで含めて生態系を破壊し続けてる。そもそも土壌がマトモに機能してて生態系がおかしくなければ病虫害など殆ど発生しないはずなんだよ。虫喰いあるのは安全な証拠、ではない。
自然は機械じゃないから壊れたら修理というわけにはいかないのに。需要・供給の安定と引き換えにするにはリスクが大きすぎる気がする。利用し、利用される。言葉だけだととんでもなく感じるけどコレって本当はとても重要なことなんだな。
しかも工業的システムは人間が考えるという行為をする時間すら奪っていくらしい。
しかも工業的システムは人間が考えるという行為をする時間すら奪っていくらしい。
食物連鎖をあらわす時に良く用いられるあの三角形。捕食側は被食側より必ず小さいアレ。人間は今、あの三角形のどの位置に本当はいるんだろう?どんどん増えていく人間。それにあわせて食料をどんどん作らなくちゃいけない。食料危機なんて言葉も当たり前に使われるくらいに人口は増えている。
頂点は必ず小さい。
昆虫やら蛙やら海月やら…最近大量発生するでしょ?多分、土の中や木の中、水の中とか…見えないところではもっと変化が起きてるんじゃないかって思う。
もしかしたら人間も同士争うように進化してるのかも。増えすぎないようにそう遺伝子に組み込まれてる。そんな自然淘汰。
そんな馬鹿なことを考える。
ああでも…本物の反骨精神、本物の執念ってこういうことやな。ポリフェイス。正しいかどうかは別として。
そしてこの著者は下巻でどこにどんな風に着地するんだろう(笑)
つか下巻が手元に無いが。
ちなみに…需要・供給の安定ってポイントとして大きい気がする。工業的農業は供給だけでなく需要すら作り出している。