精進湖にて着替えや補給などを済ませA5勝山を目指す。気温は上がりロードが長かった記憶。
紅葉台への登りでは応援のご夫婦に最中アイスの一切れを頂き冷たくて甘くて元気100倍。登りの林道を気合いで走っているとNHKのカメラマン?が構えているが気にせず通過。
なんと追ってきている。歩きに切り替え高低図を見て残り標高差を見ているとインタビュー(^^)。7月1日のグレートレースのネタ撮りなので映るはずもないと思うが(^^)。
気分よく勝山へ下るが何となく坐骨神経痛の痛みが和らいだ?気がした。

A5勝山到着:23時間30分。14時30分。
なんと勝山ではこの大会で初めての補給食おにぎりの小さいやつ。久しぶりの米に感激して頬張った。食べ過ぎた。
勝山からはA6忍野を目指す。
ロードメインの区間で自分が一番嫌な区間だった。走らされるし脚は痛いし景色は街だし。
15㎞位はロードだっただろうか?きつかったが忍野手前の忍野山?への途中の振り向くと富士山の景色は絶景で独り占めしている様に大きな富士山が出現する。ここを下って忍野だが、暗くなると同時に気持ちも沈みかけてきている。疲れているのだろうと思うがよくここまで来られたという気持ちににりつつあった。

A6忍野到着:27時間55分。18時55分。
到着と同時に必携品チェックがあった。かなり面倒に感じレインウェアのシームチェックではいちいち引っ張り出して広げるのでしまうだけで10分かかった。しまっている際にスタッフに「必携品持ってない馬鹿は実際にいますか?、今日このチェックでアウトになった馬鹿は何人いましたか?」と挑戦的に言うとすみませんルールなんでと。こちらも分かってはいるが疲れてクタクタで休みたい、食べたい、飲みたい、寝たい時だったので苛立ちを隠せなかった。
案の定忍野には食べ物無し。何も食わず飲まずで防寒・夜間装備に切り替えて忍野を後にした。一番腹立たしいのが笑顔で食べ物ありませんというボラスタッフ。選手の必携品チェックで食料チェックはない。エイドにも食料は無い。食べなくても168㎞走れるがレンウェアは無くては168㎞走れないという考えなのだろうか?若しくは馬鹿なのか?
次はA7山中湖きらら。ロードを5㎞程進み山へ大平山と石割山を越える。A5のおにぎりのあと何も食べていないのでキツくてジエルや甘酒でエナジー補給していた。登りでは息切れをするようになりやはり何か食べたかった。
石割山の下りになると坐骨神経痛の痛みとはまた別の、いつもの痛みが出始めている。いつもの痛みなら耐えられるがやり切れない気持ちが残っていてA7きらら手前の林道からずっと歩きながら止めるかどうか自問自答した。
A7山中湖きらら到着:32時間11分。23時11分。
山中湖到着して先ずトン汁ではなくナスの味噌汁を1杯。でもあるだけましなのだ。次に自分で用意したドライフーズの雑炊を。これは非常食なので手持ちの食料はあとドライのおにぎり1個となる。
ここで止めようという気持ちが強く何となくどうでもいいと思っていたが、どうせリタイヤするなら朝まで粘ってもいいのかな?坐骨で苦しみ胡麻化しながらここまで来た事を振り返った。DNFで帰宅後の情景を想像すると「DNFなら初めから出る必要なかったね」とカミさんに嫌味を言われている自分がいる。そうだよね。と前へ進むことに決めた。ハイドレに水をもらい、お湯を飲んでリスタートした。
真っ暗なあぜ道を進みながら残りの工程を分析した。次のA8二十曲峠までの区間が自分にとっての最難関となる予想。しかもいつも関門に1時間のアドバンテージで来ているがここはそれを食いつぶす可能性すらある。on/offを判断しないとここで潰れると考えながら進む。ロードは走り、登りは上げていき下りは休む。熊目撃情報もあるこの区間で鈴もなく一人になると怖かった。山伏峠からの石割山の登りがキツイと聞いていたので覚悟していくとロープがあったので意外と不通にパスで来た。その下りで渋滞。何渋滞ですか?と聞くと「救急が来ているからけが人かな?」と情報がないらしいが。15分位足止めされた。
A8二十曲到着:37時間31ふん。4時31分。
二十曲ではトイレを済ませお湯を頂き早々リスタートすると夜が明け始めた。
杓子山へのアタックの後長い下り。そういえばと坐骨神経痛が消えている事に気付く。試しに前屈するとまだ少し残っているが脚の指の痛みに比べれば大したことない程度になってしまった。
恐らく左親指の爪ははがれる感じで、右は指全てが痛くて溜まらない。下りの時シューズの最先端まで指がぶつかるのだ。ゴール後見ると6枚は爪が剥げるだろう感じ。
杓子山はロッククライミングでした。自分にとっては非常にキツクテ脚がパンパンになった。ロープあるけど脚がキツくて不思議に思った。似非ピークがいくつもありウンザリした。その下りはリズムに乗れず指が痛くて溜まらない。因みにかぶれて皮がむけている所は相変わらず痛んでおり、そこから何かが流れるような感覚もある。血だと思うが構っていられないゴールを目指す自分がいることに気が付く。泣いても笑ってもこの1度切のUTMFに負けるわけにはいかないと思うようになる。
A9富士吉田到着:41時間17分。8時17分。
富士吉田に到着するとうにおさんに声掛けされ、元気をもらった。富士吉田うどんが2杯も食べれてほっと一息入れたかったが、早々10分でリスタート。霧山は下の方は遮る樹木が無く直射日光で汗だくに。すれ違うボラスタッフの言う登頂ポイントは2人ともでたらめ。結局何処が登頂か分からずに下りに入っていた。あとトレイル3㎞、ロード4㎞でゴールとのこと。
ここまで来ると完走が見えてきた。ゆっくり行っても1時間のアドバンテージでゴールできる。
ゴール会場へ向かう橋の上で富士山を撮り。会場へ。
会場は物凄い人だかりで盛り上がっていて会場手前からナイスランお疲れ様!とタッチをしながら会場へ。
うにおさんに「お疲れ様、これで100マイラーだよ!」と出迎えてもらい嬉しくてたまらなかった。
ゴールへ導かれるように人がタッチを求めている先にテープがあり、マイクで何か言っているが何も聞こえない。テープ手前で振り返り帽子をとり一礼してからテープを両手でつかみ上へまくり上げ100マイラーへのゴールをくぐった。
44時間55分
