7秒でキメる!

あなたの魅力を引き出すマジカルカラー

「あなた色」で人生を変える。

 

こんにちは。 

 

東京都新宿区

NPO法人CLE協会(色彩生涯教育協会)

インストラクター、

愛里子(あいりす)の近藤 智美です。

 

21日は朝から晩まで

カラーでいっぱいの時間でした。

 

午前中は

美色会に参加。

美色コーディネイト講座中級の

6・7単元をについて学びました。

 

次回のブログに書きますね。

 

午後からは上野へ。

 

現在、東京都美術館で開催中の

「ゴッホ展 

 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」

に行ってきました。

美術館に行くなんて

けっこう久しぶりです。

 

日時指定の予約をして

鑑賞できるこの日を楽しみにしていました。

 

色の学びをしていると

ところどころで絵画の話も出てきます。

 

ゴッホも

つい最近、名前を聞いたばかりだったので

私のなかでこのゴッホ展は

タイムリーでした。

 

色づかいとか

実際に目でみてふれる時間。

うん、ぜいたくです。

美術館の入り口から

すでに楽しませてもらいました。

ワクワク感がハンパない!!

 

↑この画像、なぜかアップすると

この向きになってしまう~。。。

右に90度回転させたいなぁ。。。

 

このゴッホ展のサブタイトルに出てきている

ヘレーネ というのは

ヘレーネ・クレール=ミュラーという女性の名前で

11,000点を超える絵画の収集をして

自分の収集だけでなく

収集したものを展示する

美術館を開館した人です。

 

彼女には美術の先生がいたのですが

その先生のすすめでゴッホを知り

ゴッホが世間的にまだ知られていないころから

90点を超える油彩画と

約180点の素描・版画を収集したのだそうです。

 

ゴッホは27歳で画家を志し、

37歳で生涯を終えるまでの10年間で

およそ2,000点もの作品を残したそうです。

 

10年間って短いですね。びっくりです。

それも、生前は名声を得ることが叶いませんでした。

 

でも、彼女は

ゴッホのファンの代表のような方ですね。

ゴッホの弟のテオもゴッホの応援者ですが

ヘレーネのようなファンのおかげで

ゴッホは今や世界中に知られる画家なのですね。

 

今回の展示では、彼女のコレクションから

ゴッホの油彩画28点と

素描・版画20点が展示されていました。

 

ゴッホの作品のうち

初期のオランダにいた5年間の作品は

色がとても暗い色調でした。

 

でも、パリに移った1886年以降、

明らかに色が明るくなりました。

 

年代順に作品が展示されていたので、

その色の違いがめっちゃわかりました。

 

首を左右にめっちゃふって

違いを確認しました、私!

こんなふうに画風だったりをかえられるのって

すごいなぁって思いました。

 

パリで、ゴッホは印象派や新印象派、

日本の浮世絵版画に出会って衝撃を受け、

画風が大きく変化しました。

 

ゴッホは自分の画風が古くて、

これは違う!って思ったらしいですよ。

 

使う色そのものも明るくなったのですが

点描も使うようになっていました。

 

新印象派のスーラやシニャックは

絵具を混ぜると減法混色して色が暗くなるので

混ぜるのではなく点々で絵具をのせていくことで

明るい絵画を実現したのです。

 

点描画も色を学ぶなかで知りました。

代表的なスーラの絵画はそこここで

色彩検定のテキストなどに出てくるのですが

もうひとりのシニャックの絵画は見たことなかったのですが・・・

 

ここで出会えました。

シニャックの絵画!

(ヘレーネさん、ありがとう!!!)


展示と一緒に紹介されている言葉のなかで

ゴッホは

「私は、自然のなかに、例えば木に

 表情と魂を見る」

とありました。

 

これがすごくココロに残りました。

ゴッホがそう感じながら表現したので、

私はゴッホの絵画のなかに

表情と魂を感じているんだなって思ったのです。

 

そして下の絵画は

「青い花瓶の花」

花瓶と花は印象派風、

背景は新印象派の点描画のようです。

 

こんなふうに、一枚の絵画のなかで

すべて点描というわけではなく

部分的に使っていましたよ。

 

ゴッホは色彩を勉強して

補色配色をよーーーく使っています。

 

黄色い花の左側に青い花、青い花瓶。

オレンジの花と紫の花。

黄色と青

 

補色どうしでよりひきたてあっていて

店内はより明るく

夜空はより暗く見えます。

 

そして、ゴッホは「ひまわり」が有名ですが

ヘレーネのコレクションでは「糸杉」のなかでも

「夜のプロヴァンスの田舎道」が有名かな。

 

この「うねり」の表現は

いかにもゴッホというイメージです。

 

日本で観られるのは

16年ぶりだそうです。

ようこそ、糸杉さん!

 

この補色の組み合わせですが

明るい空の青と、

燃えるように鮮やかな太陽の色としての黄色

 

この作品以降も青と黄色の補色に魅せられ、

ゴッホは色彩効果の実験を熱心に繰り返し

代表的な作品へとつながっていくのです。

 

全部鑑賞するのに

2時間ほどの時間を使いました。

 

ときおり、

絵画にあてられている照明をみて

色温度どれくらいかな。

輝度は高くないよね~とか

絵画を鑑賞するための照明について

あれこれ考えてみたり、

 

1枚の絵画でも

可能な限り近づいて鑑賞したり

すこし離れたところからもう一度鑑賞するなど

視点場(私の立ち位置)を変えてみたり、

 

これは遠景を描いたものだなぁとか

うん、これは近景だ、

なーーんて、色彩検定対策で出てくる

用語が頭の中をかけめぐっていました。

 

でも、かけめぐるのはときどきで

後はもう、じっくりじっくり鑑賞しました。

 

色のエネルギーを浴びる時間・・・。

 

ゴッホ以外にも

ミレー、ルノワール、モンドリアンといった方々の

絵画もヘレーネさんのコレクションとして

展示されていました。

 

絵画の鑑賞はなんだかすごく満たされた

気持ちになります。

 

美術館から出てきたときの

車の騒音で、現実に引き戻された感じはしましたけれど

豊かな余韻が残って

ここちよい時間でした。

 

こういう時間をもつこと、大事ですね。

 

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