こんにちは。
NPO法人CLE協会(色彩生涯教育協会)の
マジカルカラーリスト、近藤智美です。
今日は平日にしている仕事について
ご紹介させてください。
私は編集の仕事をしています。
4月後半くらいから5月中旬まで
死ぬほど忙しい時期となりました。
それは
2冊の書籍と
1冊の雑誌の入稿締切が
ほぼ同日だったため
マジで気が狂いそうでした。
編集部は現在私ひとりなので、
倒れるわけにもいかず
気が狂いそうになっても
やり遂げる必要がありました。
いま、無事に印刷製本され
納品された一冊をご紹介。
それがこちら↓↓↓
タイトルは「第11・光の鉛筆」。
第11とあるように、「光の鉛筆」シリーズの11冊目です。
弊社から出している「O plus E」(オープラスイー)という雑誌の
連載をまとめて本にしており、その連載は、なんと
38年間におよぶのです。
38年間ってすごくないですか!!
大卒でひとつの会社に入って、ずっと
働き続けて60歳になるまで、が、38年間なのです。
それと同じ期間っていうだけでも、重みがありすぎるのです。
そして、
今回のシリーズ 第11は、最終巻です。
著者は有名なニ〇ンの副社長さんでもあった方ですが、
光学に関する論文を読み解いてくれています。
むずかしい内容にもかかわらず、まるで、その時代に
著者も一緒にいたかのように、わかりやすく解説をして
くれています。
今回作った第11は、光学のなかでも色彩論が中心になっているため
私はとても心が踊りました。
ニュートンの「光学」についても、聞いて「タイトル」は知っていても
中身まで読もうと思ったことはありません。
著者の連載の担当をさせていただいたおかげで
ニュートンが若いにもかかわらず鋭い視点をもっていたのかを
知りました。
あまりに頭が良すぎたせいか、大学での講義の内容はむずかしく
逆に、学生たちからは人気がなかったらしい、ということも・・・・・。
私は、この編集という仕事も
カラーも、私にとって両方とも大切だし大好きなのです。
共通しているのは
編集は、あくまでも主役は著者であること。
カラー診断のときも、
主役は、鏡の前にすわるお客様であること。
そう。主役が私ではないのです。
著者が伝えたいことを
よりスムーズに気持ちよく文章を読んでいただけるような
サポートをするのが、編集の役目。
カラー診断も、
目の前のお客様が、自分のもつ
ありのままの良さを受け入れ、
自己表現するのに「色」という手段を使うと決めたとき
その方にとって、どんな色がどう見えているのかを
寄り添って診断する。
いいところ探しをする、という面では、
同じことをやっているのかもしれません。
表現の手段が
文章であったり
色であったりするだけなのかも。
だから、形になってできてくることに
感慨深い思いが出てきます。
ただ、それを言葉にして表現するのに
なかなかいい言葉が出てきません。
そうなのです。
私の自己表現は、まだまだ進化の途中。
こうやって
ブログを書くことを通して
思いを言葉にする修行をしています。
著者の先生たちの表現力に脱帽しながら
私自身の表現を考えます。
カラー診断をして、目の前の人が
きらっとなる瞬間を見過ごさないようにいることとも
すごく似ています。
いい本ができたと思います。
著者が本当にすばらしい方ですので・・・・。
私はすこしでもお手伝いができたことを
うれしく思います。
