こんにちは。
NPO法人CLE協会(色彩生涯教育協会)の
マジカルカラーリスト、近藤智美です。

21日の土曜日、デスカフェというお茶会に参加させていただきました。
毎月1回開催されている、死について語り合う場です。
前回のときは読売新聞さんの取材が入っていたそうですが、
この日は日テレさんの取材が入っていました。

取材が続いているなんてすごいなぁと思いながら参加し、
終了後にインタビューも受けましたが、
採用されるなんて思いもせず、
日々を過ごしていました。

そして、
昨日25日16時30分頃、
デスカフェの様子が放映されたそうです。

同じCLE協会のかなえちゃんから
「TVに智ちゃんが出ていてビックリしちゃった!」
とLINEが!
あわせて、
思わずテレビをパシャリとしてくれた
写真まで送ってくれました。
香苗ちゃん、ありがとう(^o^)

ほかにも友人のYちゃんから
「こんな時間にテレビ見ないけど、
 今日はたまたまつけてたら、
 智ちゃんが出てきたから、
 嬉しくなってメールした。」
とメールが・・・・・。

それを聞いて、ビックリ!!
テレビに、それもニュースに出ちゃいました☆

全体の様子は映るにしても、
個々の取材の部分までは
「当然カットするでしょ」と思っていたので、
何を話していたのか心配。。。

放送当日は観られなかったのですが、
「日テレNews24」のサイトで
観ることができました。

放送内容はこちら↓
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せっかくの機会ですから、
どうして私がデスカフェに行くことになったかを
ご紹介しようかと思います。
不思議なご縁から知ったデスカフェです。

それも、
前から開催しているのを知っていましたが、
日程もあわず、
今回、ようやく参加できたのです。

主催しているライフネット東京の小平さんとは、
あるランチ会で
偶然にもお隣の席だったことで知り合いました。
ランチ会以降はFB友達ではありましたが、
お会いすることもなく・・・・・でした。

昨年夏、
私の勤務先の社長が急遽亡くなるということがあり、
その渦中、急に、私の記憶から
小平さんが出てきて、
「この人に相談しよう」となぜか思いました。

仕事柄もあるのでしょうが、
いろいろなことを経験されていて、
それでも明るくパワフルで、
とてもすばらしい方でした。

いろいろお話をさせていただき、
デスカフェという場にふれてみたいと思ったのが
今回だったのです。

私は人が死ぬのを看取る体験をしたことがありません。

父の死も電話で連絡がありましたし、
覚えているのは、
小学生の頃に飼っていた猫の死。
車にひかれた猫は即死し、
紙袋に入れて道の脇に捨てられていたそうです。

その紙袋を母が持っていて、
母は私に
「見なくていいよ」と涙ながらに伝えてくれ、
私も怖くて、紙袋の中を見られませんでした。

でも、その紙袋と母の姿は脳裏の片隅に残ったままです。

大人になって、
「死を知らない」自分ではいけないと思ったとき、
訪問入浴介護の仕事をやり始めました。
各家庭にお風呂をもっていき、
入浴の介助をするのです。

そこで、
様々な家族関係をみるうち、
家庭環境も、
家族のあり方もいろいろで、
言葉に出さないながらも
感じることがいっぱいありました。
そういう体験をしていくなかで、
「死」というものが
他人事から自分事へと変わっていきました。

人は誰でも必ず死ぬという当たり前のことを
きちんと受け止められる自分でありたいと
思うようになりました。
それまでは、
漠然とおそれていたし、
考えないことで日々を過ごしてきました。

でも、向き合うことで、
「今をどう生きるか」
という姿勢そのものが変わっていくのが、
自分でもわかりました。
悔いのない人生を送り、
いつでも死ねる!くらいの気持ちで生きると、
一瞬一瞬が大切だし、
身の回りの人への感謝の思いも
常に感じられる自分になってきました。

そういう場を
自然に与えていただいたのだよなぁということに、
とても感謝しています。

最後に、
日テレNEWS24に紹介されていた文章を
転載させていただきます。

お茶しながら死を語り合うデスカフェって?

2017年1月25日 18:39

「自分が死んだらこうしてほしいというのは、あとに残していく人のためには伝えていきたい」

「生きるにも誇りが必要だけど、死ぬのにも誇りが必要だなと」

先週末、東京・品川区で40代から70代の14人が集まり、こんな話し合いが行われた。これは「デスカフェ」と言って「死」について語り合う集まりだ。

参加したのは、実際に身近な人を亡くした経験がある人や、親が末期ガンだと医師から告げられた人、親の介護をしている人など。理由は様々だが、互いのことをよく知らない人たちが集まり、「死」というテーマについて話し合った。参加者に話を聞いた。

40代男性「死については、絶対に自分にとっても起こるものだから、いろんな方々の考え方を聞くことができて勉強になったなと」

50代女性「こういうこと話したら、人に引かれるなっていうような死生観とか宗教観とか、そういうものを話しても、みんな『そうなんだ』って納得して聞いてくれる」

40代女性「周りとの関係も、悔いを残しちゃダメなんだというか、大切にしたいなっていうのを改めて思いました」

重いテーマだが、参加者は明るい雰囲気で話している。中には話し足りないという人もいたという。

デスカフェは、死について研究していたスイスの社会学者のバーナード・クレッタズ氏が、妻の死をきっかけに約10年前に始めた。

デスカフェでは、ケーキを食べたりお茶を飲んだりとリラックスした雰囲気の中で「死」について自由に語り合う。欧米を中心に広まり、今ではイギリスなど40か国以上で開かれているという。

■若い人ほど「死ぬのが怖い」

経済産業省が2012年に発表した「死ぬのがとても怖い」と感じている人の割合を年代別に見てみると、「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人の割合は、若い人ほど高くなっている。

70歳以上が36.2%なのに対し、30代は54.7%と半数を超えていて、若い人ほど「死ぬのがとても怖い」と死に恐れを感じていることがわかる。

■お坊さんがデスカフェ開催

そんな中、福岡県にある覚円寺の僧侶・霍野廣由さんが作った、全国の若手のお坊さんたちによるグループ「ワカゾー」もデスカフェを開催している。2015年から大阪や京都で開催していて、クレヨンで死のイメージを表現したり、理想の死に方を話し合ったりしているという。

ワカゾー主催のデスカフェでは、参加者の7割が20代だという。霍野さんは「若い世代は、死について漠然とした不安があるのではないかと感じる。回数を重ねるごとに若い人が集まってくれて驚いた」と話している。

核家族化して死が身近でなくなった現代。死に触れる機会が少なくなったことで、若い世代は不安を感じているのかもしれない。

死別を経験した人たちの心のケアなどを行う日本グリーフケア協会の宮林幸江会長は「デスカフェは“死”というものを知る入り口のような場所。自由に話し合うことで誰にでも訪れる死のショックを和らげる力になる」と話している。

■分かち合う

医学の進歩で生きる時間が長くなったことで、人生の終わりの時間を意識するようになったのかもしれない。誰にでも必ず訪れる死。それぞれの思いを分かち合い、誰かの肩にそっと手を置くことが出来たらと思う。