今回紹介するのは
「カナシミ」。

映画のなかでも,
なにやら鍵をにぎっているようですよね。

「カナシミ」の色は「ブルー」

それも暗いブルー。
夜空のように,
何もかも
しっとりと
覆い尽くしてしまうよう。

キャラクターの中では,
セーターなんか着ちゃってるし・・・。

悲しいとき,
「なんだか,今,ブルーなんだ」
って言ったりしますよね。

気持ちが沈んでいるのを
表現する色。

言葉につまったときって
のどにつまってる感じがしますよね。
「青」は
のどのチャクラに相当するから。

青は
「誠実」「信頼」「理性」
冷静さを取り戻し不安感を払拭させる色。

包容力,母性の色でもあります。

いやなことがあったとき,
お母さんに聞いてもらったり
そばにいてもらうと
安心しますね。

そもそも
「カナシミ」って,どんな意味なのか。

古く,「悲しい」は
「心が強く痛むさま」
「切ないほどいとおしい」
「かわいくてならない」
「悔しい」
「残念」など,マイナス面に限らず,
「激しく心が揺さぶられる状態」をいった。

「悲」の漢字は,
「非」は,羽が左右反対に開いたさまから,
両方に割れる意味を含み,
「非+心」で,
「心が裂ける」こと,
「胸が裂けるような切ない感じ」を表している。

「かなしい」は「哀しい」とも書くことがある。

「哀」の漢字は,
「衣」が被せて隠す意味を含み,
「口+衣」で,
「思いを胸中に抑え,口を隠してむせぶ」ことを表している。

どちらの字も,
切ないというか,気持ちをおさえつけてる
イメージがつくだろう。

悲しいとき,
まわりを見る余裕さえ
なくなってしまうことがあります。

私は過去に,深い悲しみに出会った人に
自分の世界から
「色がなくなった」
という話を聞きました。

ふたりの人。

ひとりは最愛の人を亡くした。
ひとりは震災を体験した。
そんな深い哀しみに出会ったとき,
何を見ても色がない,というのは,
聞くだけでも,何とも言えないショックな話だった。
胸が裂ける,まさにその状態。

でも,
悲しみを乗り越えた人の笑顔は
慈しみのある笑顔を見せる。
この深い笑顔をもっている人にも出会ったことがある。

以前,戦争時代の深く悲しい体験を
ある女性から伺うきっかけがあった。

目の前に起きていることかのように
はっきりイメージできるその話をしながら,
でも,彼女は笑顔さえ浮かべて話していた。

その笑顔に乗り越えてきた「強さ」を感じた。
そして,笑顔に触れているだけで,
私の体は,震えるほどに泣けてきた。

悲しみが人を強くする。
そう言うけれど,
この女性から感じたことは大きかった。

人ってすばらしいな。
いろいろな体験を経て,
人は成長をし続ける。
だから,誰もが尊い存在なんだな。

今日は長くなりましたが,
「カナシミ」から
人生において学ぶことって
いっぱいあるんだなってことを
分かち合いたくて。