みなさんは花見をしましたか?
寒い冬のあいだ,
茶色の幹から,
小さく硬いつぼみが出てきて,
それが徐々にふくらみ,
うっすらピンクがかって,
少しずつ花開き,そして,
一気に花開く。
風に花びらが舞い,
そして,若葉が芽吹いてくる。
一連の桜の移ろいを楽しみながら,
日本人でよかったぁと思ったり・・・。
「人」は微妙に違う色を見分ける
すばらしい能力をもっている。
何万もの色を識別できるという。
識別する色の数は,ネットで調べると様々。
でも,100や1000や,そんな少ない数ではない。
色鉛筆が並んでいるのをみて,
「この色とこの色のあいだにある色がある」
と思うことって,ありますよね?
「人」ってすごい!!
そして,
日本人は昔から
より敏感に,より繊細に
色を見分ける才能を持った民族だと思う。
そして,そして,
もっとすごいと思うのは・・・,
色を感じる才能が深ければ深いほど,
感じる心がとても深いということに
深くつながっているように思う。
二十数年前,はじめてカラーセミナーを受けたとき,
「色に出会う」という
体験をしたと思った。
(その時の詳しいのはこちら→★★★)
そのときに聞いた言葉。
「秋には秋の色があるように
私には私の色がある」
今でも鮮烈に覚えている。
心に響いた。
色を感じるのに,
五感をフル活用するのは
とてもすばらしい行為だな。うん。
