型取用シリコンについて | 全部が素材!

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 本来なら今日は「MGエールストライクガンダムVer.RM製作記③」になるハズだったのですが、結局ヒザアーマーの複製をやり直して失敗するといった時間の無駄もありまして、塗装作業も半分くらいしか進んでおりません。m(_ _ )m

 

 作業スペースが狭く一気に作業できないため、数回に分けて作業しています。

 

 

 ということで、現在はこんな感じです。

 

 フレームと青・赤・黄色(信号みたいだ)のパーツは塗装が終わりました。

 

 フレームの中でもコックピットやノズルなど別の塗装が必要な部分は分けてあり、これから作業する予定です。

 残っているのは本体の白パーツとエールストライカーの濃いグレーと武器類になります。

 細かい塗装部分も残っていますので、今日中にできるかどうか・・・(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 さて、本来ならここまでになるのですが、今日は折角なので最近の失敗も含めてシリコンについて簡単に触れていきたいと思いますので、型取りに興味のある方はご覧いただければと思います。

 

 

 最近私が主に使っているのは、旭化成のワッカーシリコンM8017です。WAVEのSG-070の同等品になります。

 

 粘度が低く細かいモールドなどがあるパーツの型取りに便利なので最近よく使っています。

 しかし、硬度も高めのため出来上がった型は固めになりますので、逆テーパーのパーツなどには向きませんし壊れやすいといった短所もあります。

 

 私の場合、ガレージキットを作っているワケではありませんし、主に改造用のパーツを一桁単位くらいで複製しているのであまり問題はありません。

 

 が、今回のMGストライクガンダムのヒザアーマーのフレームなど、出っ張った部分の分割線設定を失敗すると結構簡単に割れたりします。(^_^;)

 赤丸のパーツの矢印部分など。

 

 

 こうした部分の型取りは、もう少し硬度が低く引っ張りに強いシリコンを使用した方がいいので、そういう場合はコチラを使用しています。

 

 同じく旭化成のワッカーシリコンM8012です。WAVEのSG-020の同等品になります。

 硬度が低めで引っ張りに強いシリコンですが、こちらも短所がありまして、極めて粘度が高いため流し込みに結構なテクニックが必要になります。(下手をすると表面がデコボコのまま固まります)

 

 なので、私は最近コレを使っています。

 

 フィニッシャーズのシリコンシンナーです。コレで少し粘度を下げてあげると流し込みが楽になります。

 古くなって固くなってきたシリコンを柔らかくすることもできますが、その場合は結構大変だったりします。(実際にやった)

 

 

 これらのシリコンには、T-40というビン型の硬化剤が付属しているのですが、最近はT硬化剤という倍速硬化用の硬化剤もあり、作業時間の忙しい私はコチラを使用することが多くなっています。(本来はT硬化剤が基準なのかも?)

 

 硬化剤を少しだけ多めに入れれば4時間ほど(T-40は12時間、倍速でも本来は6時間)で硬化してくれますので1日で両面取りが可能です。

 ただし、正しい使い方ではないので、型の持ちなどに影響が出る可能性もありますので、この辺は自己責任で・・・(^_^;)

 

 

 この他にも、旭化成のワッカーシリコンSLJ3266や定番であるWAVEのHG-017、造形村(ボークス)の透明シリコン、同じく速硬EXシリコンなど状況に応じて使い分けています。

 

 正直型取りは「上手な方」ではないので、結構ムダにしている部分も多いのですが、ガンプラのように左右で同じパーツなどの場合は非常に便利です。

 

 パーツを無くした場合もですが・・・(^_^;)

 

 

 時間があれば、もう少し細かく解説する機会もいつか設けたいと思います。m(_ _ )m