ここ数日のサービス工場は春シーズンスタートに向けての準備のためのタイヤ交換のラッシュ。
先週もこんな感じでタイヤが入荷してきておりました・・・・。
今日はCVOの前後タイヤ交換。
ホイール外して専用チェンジャーで交換作業。
こちらのタイヤチェンジャーも昨今のハーレーのリアタイヤのファット(太く)化に対応すべく4輪用のチェンジャーをアダプターなどを改良して2輪用に改良したシロモノ。
ファットタイヤというだけでなく、クロームメッキピカピカのホイールにキズでも付けようものならもう一大事。
そんな大惨事を起こさないためにもこういった専用チェンジャーで対応作業させていただいております。
キズや取付方向、バランス、エア圧、エアバルブなんかはもちろんのこと、我々はココを注意深く見て交換作業しています。
そう赤い矢印の先、”ホイールベアリング”。
タイヤが回転する際の軸受け回転体という説明で伝わるでしょうか??
ココのベアリング、通称”ホイールベアリング”っていう言い方してます。
タイヤが回転する際には必ずもちろんこのベアリングも回転、おまけに300~400kgのハーレーの車重を絶えず受け続けているのがこのホイールベアリング。
それは、それは年中、高負荷をうけているんです。
走行2万キロ、3万キロ、4万キロと来るとさすがにこのベアリングだってガタがきます。
偏摩耗、サビ、ガタ・・・いろんな症状が想定されます。
こういった症状を放置しているとホイールがしっかり固定されないような状態になってまっすぐ回転しない=まっすぐ走らない、フラフラするなんていう症状に陥っていきます。最悪の場合、ベアリングが破壊されて走行中であればハンドリングを失い、大事故につながるかも・・・。
だから、このベアリングはこのタイヤ交換の際がもっともしっかりチェックできるんです。
直接目視できるし、触れて状態も確認できるし・・・。
もし、これにガタがあったりしたら、それはもちろん即交換をオススメします。
そういったことに対応できるように最低限のベアリングも在庫してます。
これがディーラーのタイヤ交換。
ディーラーだったらどこだってこんなの通常作業、当たり前。
最近はどこでもハーレーのタイヤ交換も対応してくれるとのことですが、ただ交換するならそれはマシーンがあれば出来るかも。
ネット経由で買えばタイヤ激安もだし。
でもそこで今述べたベアリングの不備が見つかったらどうなるかな?
しっかり在庫持ってればそこでも対応してくれるかもしれませんが、もしベアリングがなかったら・・・。
「とりあえずタイヤ交換だけしといたので、お帰りになったらディーラー行ってベアリング交換してください」
(またホイール外さなきゃいけないのかよ、工賃だってまたかかるし・・・)
”見なかったことしておこう”なんてことにならなきゃいいですけど。
ブレーキ、タイヤ、これらは即命にかかわる箇所。
皆さんも今一度、これらの箇所の点検・整備・カスタムを考えてみていただくといいかも。
お時間があったら是非ご覧下さい!
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