続きの日記 その2 「働きながら学ぶことの効用について」 | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。

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ぴゅーぴゅー 血が吹いてるのを止めて
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当直明け。


デコラでボーソレイユさんに会わせていただいて、
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さかもとさんのカリーブルスト神戸元町に寄って、

カレーケチャップ味のソーセージハート達(複数ハート)を満喫しながら、

お店PRについて店長さんと雑談する。


こういうところ(mixi とか twitter )でもせっせと書くからね。

近くにお越しの際は、ぜひ寄ってね揺れるハート


まだ時間があるので、

ちょいコム・デ・ギャルソンに寄り、

わらかしてもらい、

プラダで駄弁る。


まだまだ時間があるので、

マイフェイバリットおかき、播磨屋で

「お徳用播磨焼き」を手土産に買う。


で、何でこんな時間を過ごしていたか? というと。


お昼2時からの看護学校の新年度講師会議の開始を待ってたの。


今年度も消化器の講師を引き受けることとなり、

(アンドウ看護部長、ごめんねウインク 断れなかった)

その打ち合わせ。


久しぶりに花隈の坂道を登り、

(ついでにお城跡でお花見桜もし)

神戸看護専門学校に到着。


さて。


いろいろ会議中もお話を振られる。

若輩者にご意見を求められるのもありがたく、

ばかもんなりにお答えをさせていただく。


「心理学では臨床にすぐには直結しないからか、

 まじめに講義を聴かない。

 それでいて、実習とか仕事になるとバーンアウトしてしまう生徒がいる。

 どうしたらよいか?」


誰もお答えされないので、

フクボンお話させていただく。


「ふくやま病院では神戸看護専門学校の卒業生のみなさんが、

 中心となって看護部を支えていただいています。

 卒業してから常勤で仕事して、

 しばらくたって結婚してお子さんもできて、

 また戻ってきて非常勤で勤務を続けていただいてます。

 で、子供さんが手が離れたら、

 また常勤で仕事してキャリアを積んでいく。


 バーンアウトしない理由は、

 一つには『働きながら学んでいる』

 いうことが大きいのではないかな、と思っています」


「というと?」


仕事ってこんなもの、という覚悟なり、

 達観なり、諦観なりを彼女たちは1年生の頃から持ってます。

 3年間学校だけで過ごして、

 社会人になって『病院ってこんなの・・・涙』 となることがない。

 免疫があるからです」


「はあ」


「もちろん、現代の学生さんと10年前の学生さんとは

 気質が違う、とおっしゃる向きもあるとは思います。

 しかし 」


「しかし?」


「看護を志す人で、やる気が無い人が多いとは、

 10年前も今も思えません。

 できうれば、この学校の『民間病院協会立』という立場を活かして、
 
 会員病院のご協力を得て、

 今、仕事していない学生さんも、

 せめて長期休暇のときなどに、インターンシップのような形ででも、

 現場の空気になれておく方がいいのじゃないかと思います」
 (注1)


拍手喝采は無いものの、

ブーイングもなかったので、

一応、ご賛同いただいたものとして、

お話を進める。


まじめに講義を聴かない学生さんが一部おられるのは、仕方ない。


 と、あきらめずに、

 学生を寝かさない、メールし始めない、役に立つ講義をするのも

 先生の責務と考えます」


あ・・・

言っちゃった。


「講義の方が面白かったら、

 となりの子が話しかけても、

 そっち見ずに講義を聴いてくれます。

 たとえば、今年の国家試験問題。

 シラバスではどこにのっけていいか分かんないような心理の問題とか、

 緩和ケアの問題が頻出しています。

 ぜひ、『国家試験でも出るで』 と

 スライドなどで学生さんたちにアピールしていくのも

 一法ではないかと」


「はあ」


「なんせ、僕は6年間ぼーっと遊んでましたんで。

 国家試験落ちて、1年間で6年分の勉強の一括返済しましたんで、

 あのとき、1年生から国家試験を意識した勉強しとけばよかった・・

 って思いました。

 自分の学生さんたちには同じ思いをさせたくないなと思います」


「へえ」


「だから、1回目の講義から、

 『国家試験に出てる問題』からスライドも作るし、

 期末試験も国家試験問題から出してます」


・・・・


というようなお話をした。

一部の方には実に失礼な若造と思われたことと申し訳なく思う。
(実はそんなに若くないけど。
 まわりがもう少しお年を召されていたので)

でも、同じステージに上がったら、

やっぱり、同じことを喋ると思う。


学校がよい方向に向かうことを念じています。


(注1)
インターンシップとは、学生が一定期間企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度。

大学本科生では3年次の夏・春の長期休暇中に行く事がほとんどで、3年秋から本格化する就職活動に先駆けて就業体験を積むことで、就職活動本番でのミスマッチを防ぐ目的もある。就職サイトでも、従来の就職情報に加え、インターンシップ情報も提供するサイトが増えている。 また、近年では大学院、短期大学、高等専門学校、高等学校(特に職業高等学校)でもインターンシップ制度の導入が進んでいる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97


■授業中に居眠り、日本の高校生45%!
(読売新聞 - 04月07日 19:33)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1168661&media_id=20

日米中韓の4か国中、日本の高校生は授業中に居眠りをする割合が最も高く、勉強しない生徒が最も多い――。

 そんな実態が7日、文部科学省所管の教育研究機関による意識調査で明らかになった。

 調査は財団法人「一ツ橋文芸教育振興会」と「日本青少年研究所」が昨年夏から秋にかけて、日米中韓の高校生計約6200人を対象に実施した。

 それによると、授業中に「いつもする」「ときどきする」態度として、「居眠り」を選んだ高校生は、日本が45・1%とワースト1位。ついで韓国(32・3%)、米国(20・8%)、中国(4・7%)の順。「積極的に発言する」のは米国(51・0%)、中国(46・2%)、韓国(16・3%)に対し、日本は14・3%にとどまった。一方、平日に学校の授業と宿題以外に、まったく勉強しないと答えた高校生は日本は34・3%。米国(24・3%)、韓国(17・5%)、中国(6・8%)より割合が高かった。