昨晩は
のんきに すっぽんのお話
を書いていましたが、
(あれも、血の話か・・)
あの直後に
血まみれのバトルが・・・。
弟の当直日でした。
大量吐血のおじいちゃんが
救急搬送されてきました。
お呼びがかかり、
病院に。
弟が胃の中にチューブを入れて
冷水で洗っていきます。
1L洗っても、
こしあんみたいな色が続きます。
口からあふれる血で
床も染まります。
しかし、
まっかっかではないので、
胃潰瘍の出血か?
それとも
原疾患からの食道静脈瘤破裂か?
悩んでもひとまず、
内視鏡(胃カメラ)です。
ドクドク流血していたのは
・・・・
下部食道でした。
食道静脈瘤破裂です。
すぐに内視鏡で
破裂した食道静脈瘤の根元に
輪ゴムをかけます。
輪ゴム縛って止血する、
いわゆる
EVL という方法です。
1発かけて、
とめどなく流れていた出血が
ようやくおさまりました。
「もう、大丈夫やでー」
かるぐちが出る、
まわりのスタッフにも
少しホッとした空気が流れます。
消化器に携わっていてよかった!
みたいな
喜びも、
ひとしお。