医療崩壊を食い止めるには④ 僕の意見その2 | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。



今日もそこそこ、まじめ。



今日は 医師不足 について。

ようやく、日本では医師が偏在しているのではなく

医師数そのものが足りていない、ということが

浸透してきたように思います。


僕自身の考えも、

絶対に医師数は足りていない、

そもそも 過剰になっている地域を見たことが無い、


なのですが、

ここでは、その是非については

おいておきます。


じゃあ、足りないのをどう補うか?



医師不足の対極に

過剰になっている歯科医師の問題があります。


地域によっては、過当競争のため、

晩8時、9時と遅い時間まで外来時間を延長しなければ

患者様を獲得できない、

いわゆる歯科のコンビニ状態となっている現実があります。


もちろん、そのまま歯科医師が医師の代わりに

診療をできるわけではないのですが、

医学教育に関しては、基礎医学の一部が共通しています。


一定期間(基礎の一部と臨床教育で3年ぐらいならば)

の医学教育を受けて医師国家試験の受験資格を

与えることはダメでしょうか?


他の学部から編入するよりハードルは低いのではないかと

思います。


また、この案が難しい場合、

分野を限ってはどうでしょうか?

歯科医師の中には麻酔科のローテーションを経験している

方もおられます。

現在、麻酔科はどこも人材不足です。

歯科医師の資格で、麻酔科指導医の監督の下で 麻酔をかけられます。

これがもっと浸透すれば、

病院での手術部は大分負担が軽くなるのではないか、と

思います。


えーと、青二才の意見(おっさんの主張)パート2でした。



今日もそこそこ、まじめ。