「思い出の店」 千代(焼き鳥・長崎) | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。



今日もやっぱり雑談。


ま、誰にでもあると思うんですが、

「思い出の店」


(特に酒飲みには)



 あそこのお店のユッコちゃんが可愛かったとか、

 最後に出てくる雑炊が絶品だったとか、

 あの日、二人で夜景を眺めた思い出は

 どうしてこんな現実に・・・・・・・とか。


まあ、いろいろあるでしょうが、

特に

「遠くにありて思うもの」

になってしまった!

だったら、なおのこと。


友達と話していて

ふと思い出したのは


長崎(平和公園・平和記念像のそば)

にあった

焼き鳥の「千代」


あそこのお店の千代ちゃんが可愛かったとか


・・・いうことはなく、

千代は記憶にある限り、

70代(は、いっていたと思うんだけど)

ぐらいの(ある意味)可愛らしいおばあちゃんのお店。


ここで薩摩白波の一升瓶を

「はい、お前のノルマ。

 これ、今日の分ね」



と、軽音楽部の先輩から手渡されたのも

(多分)ここだし、


(0時を過ぎると、明日のノルマが

 やってくることなんて、

 思いもしなかったよ・・)



ゲロの上手な吐き方

(しかも、汲み取り式便所への)

を体得したのも、

(多分)ここ。


・・・ロクなこと体得していないな。


そんな、セピア色に満ちた

(いや、これは 黄褐色かも)

思い出にあふれたお店でした。

(今もあるのかしらん?)


素晴らしいことに

(僕の記憶にある限りでは)

ここは

眠たくなったおばあちゃんは

「後は適当にやってや」

みたいなノリで

まだ焼いていない焼き鳥

(串刺し・生)

とビールのケースをそのままに

上に、寝に行ってしまう・・・



そんなお店でした。


僕の記憶にある限りでは、

お店を出る前に

酔いつぶれていないお客さんが、

カウンターの中に入って、

お皿とコップを洗って、

自分で適当に勘定して、

お金を置いていく、


という資本主義の世の中とは

思えない、イージーゴーイングなお店でした。


千代

また行ってみたいような、

引き返したらいけないような、

僕の大学生活の

(黄褐色の)

思い出1ページ。






今日は久々に 「大作」。




いや、だから

千代ちゃんって女の子の話じゃないってば。