今日は「大事なものは見えない」ということで、

渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」からご紹介します。

 



相手を立場や経済力などの外面だけで判断せずに、

大切な一人の人間として認め合い、
助け合って生きていきましょうというお話です。

私たちは、この地球に
 

働きに来た訳でもなく、

お金をもうけに来た訳でもなく

地位や名誉を得て、威張るために来たのでもなく

大きな家に住み、大きな車に乗って自慢するためでもありません。



人と人
人と動植物

自分以外のありとあらゆるものと
心の交流をするために、地球に来ました。

時にはぶつかり合うことも

罵り合うこともあるでしょう。

思いやりや、愛、笑顔によって
心の豊かさを知る時もあるかもしれません。

それらは人生に起こる、様々なドラマによってもたらされます。

 



泣いたり、笑ったり
愛し合ったり、憎しみ合ったり


日々の生活の中で、
 

すれ違う人々でさえ、
大切なご縁のある方です。

 



<引用開始> 引用元

私の出身校である東京の武蔵野の私立の小学校には、

当時の日本のトップリーダーの子女も多く通っていました。 

入学してすぐ担任から言われたことの一つは、

「校門を通る時、男の子は
 

必ず帽子を取って守衛さんに、先生にするのと同じ態度で挨拶しなさい」ということでした。 

 



6年間、これを続けている間に、

いつしか習慣になり、
 

これが一つのリーダー学であることに気付いたのは、
社会を出てからでした。 

土の中の水道管 
高いビルの下の下水 
大事なものは表に出ない 
    ・・・・相田みつを 



私が、今も職場で
特に目立たない働きをしている人たちに

あいさつするのは、
たぶん、小学校で身についたことなのです。

学生たちにも、

「お掃除や草取りしていてくださる人たちに
ごあいさつするのですよ」といっています。 

「給料を払っているのに、
挨拶したり、ありがとうという必要はないでしょう」

という若い教師も、いないではありません。

 



それは大きな考え違いです。 

あいさつは、身分や立場とは無関係なのです。

特にあいさつしてもらうことの少ない人たちに、

あいさつは、「あなたは、大切な人なのですよ」と伝える
最良の手段であり、

お互いが、お互いのおかげで生きていることを自覚し合う、
かけがえのない機会なのです。 

<引用終了>

 



目立たない仕事をしている人へのあいさつは、大切なことですね。

私たちはお互いに

「おかげさま」で生きているのですから。

花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだなあ
     ・・・・相田みつを 

私たちは、つい目立つ綺麗な花だけを見てしまい、

それを支えている
根のことを忘れてしまいがちです。

 



ですが、最後の結果である、
その美しい花を咲かせるために、

見えないところでどんなに大切な働きがあったことか。。

葉があり、茎があり、
そして大切な根も頑張って働いています。

一世代前には、
花を咲かせ種をつけ、
朽ち果ててくれたからこその、今の命です。

 



人間も同じですね。

どんなにお金をかけて、飾り立てようと、

どんなにその場だけ取り繕おうと、

どうしても見えない人間性というものが染み出てしまいます。

人間にとって根っことなるのは

・相手を思いやる気持ち
・笑顔
・感謝の気持ち
・お陰さまの気持ち
・助けいあいの気持ち


これらで、日々どれだけ生きていたか・・

に寄るのかもしれません。

 



どんなに地位や名誉、お金を得ようとも、おごり高ぶらずに、


目立たない人や、弱者に対する共感は大切なことです。

ちゃんと相手を認め、相手を尊重し、

差別せず、
大切な一人の人間として

接する心を持ちたいものですね。






※画像の一部はネットからお借りしました。