今度の6/30 日曜日に、霊山と言われる八海山で

山開き、火渡りのご神事が行われます。

 

私も、先達から、お誘いを受け、仲間たちと参加してきます。

 

詳しくは →八海山城内口 火渡り大祭

 

午前中です。

10時半ころに行けばよいかと思います。

 

 

 

そこで、八海山の由緒を調べて見ました。

八海山と言えば、圧倒的にお酒「八海山」が有名ですが、

山岳信仰の霊山としても、昔から知る人ぞ知る存在なのだそうです。

弘法大師がその頂上で修行したとされ、

 

近代では武術の神様といわれる

合気道開祖・植芝盛平が滝修行をしに訪れていた場所でもあります。

またそこには「山を天狗のように歩きまわる凄い山伏がいる」

といわれる月岡永年さんが居らっしゃいます


月岡永年さん

山伏たちの修行

月岡さんによれば、
「八海山に入れさせていただきます。

入るのではなく、神の懐に入れていただく。

修行させていただくのです。」

「八海山は凄い山です。

本当に厳しい。標高1778mのほぼ頂上まで登ったところに

尾根の左右ともに断崖絶壁になっている8つの峰があって、

 

場所によっては鎖を使っての垂直に近い登り降りも行います。

 

植芝盛平

 

 

体力の極限まで自分を追い詰めてそれを維持する。

それを何年も続けていると、だんだん自分が変わって行くのです。」

大抵のことには動じなくなり、

やがて自分をコントロールすることが可能となり、

さらには霊力が付いてくるのだと言います。

さらに食べるものにも制限を与えます。

 


「五穀断ち、さらに塩断ちなどを行って、

肉体に苦痛を強いる。

 

初めは精神に支障をきたしたりもしますが、

だんだん慣れてきて、次第に自然の美しさや

見えないものに対しても敏感になっていくようです。」

 



特に今は、何でもいくらでも手に入るし、

有り余っている状態。そんな時こそ自分に厳しい状況を与えて行をすることは、

自分の器を大きくするだけでなく、

自然から食べ物をいただくことの有り難さに気付く、

という意味でもとても有意義なことだと言います。

 



「それから滝に打たれます。

 

特に1月に1週間続けられる寒修行は、

身も凍るような深い雪の中で行われる厳しい修行です。」。



山伏とともにある村人の日常

八海山の山伏は、一般の人々の中に入っていって、

 

いろいろな相談ごとに乗ってあげたり、

お手伝いをしてあげたりと、

人の役に立ちながらその繋がりの中で修行をしていく傾向が強いのだと言います。



「お護摩で祓い清めながら荒行を続けているうちに、

次第に人のことが分かるようになるのです。

どこが悪いか、どうすれば良くなるかが何となく分かってくる。」とのこと。



一般的に摩訶不思議な能力をもつとされる山伏は、

こうして出来上がっていくのかもしれません。

「先達とは、他の人の先導役のことなのです。

 

われわれ山伏の先達にとっては、人のお役に立つこと、人を助けることが、

最も大きくて大事な役目なのです。

 

修行して自分を磨いて霊力を付け、

それを社会のお役に立つように活かす。

 

これが修行の最終目標なんですよ。」



 

ご興味のある方は、現地でお会いしましょう。

 

 

 

 

7/14 日曜日、ドラゴンロードの竹之高地不動社での滝行のご案内をしています。

 

※滝行は見学だけで、竹之高地不動社の

  お掃除奉仕だけ参加したいでもOKです。

 

下記をご覧ください。

→竹之高地不動社滝行のご案内

 

 

今日も善意のご寄付が届いております。

来月早々、また 「お守り」プレゼントを企画する予定です。

お待ちください。

 

ドラゴンロードに現れた龍神

 

 

 

 

※画像はネットからお借りしました。