インドの古代叙事詩 「マハーバーラタ」の一節に


この世で最も不可思議な事は毎日無数の生き物が死の床へと赴くにも関わらず、人間だけは自分たちが不死身であると思っていることです


と描かれています。


またiPhoneでお馴染みのApple社創業者のスティーブ・ジョブズが残した言葉の一つに



「もし今日が人生最後の日だったら、今日やることは本当にしたいことなのか?」

この問いに「NO」が何日も続くのなら、なにかを変えなくてはならない。



という言葉があります。

この2つの言葉。
ネガティヴかポジティブかといえばネガティヴと答える方の方が多いでしょう。

しかしこのネガティヴな一節の言葉を聞いて、心が重くなる方は少ない事でしょう。

なぜなら言葉の深みと真の奥底にあるポジティブな考えをネガティヴなアプローチによって、真理にでも辿り着いたかのような境地に達していることを感じるからだと思います。

スティーブ・ジョブズは病にかかってから、より深く1日を大切に考えるようになったそうです。
病の宣告を受けた際はおそらく絶望的な気持ちになったと思います。
そのネガティヴな気持ちから、立ち直って上記の様な考えに至ったのではないでしょうか?

ポジティブだけでは冒頭のマハーバーラタの様に不可思議な生き物に人間はなってしまいます。
かくいう私も御多分に洩れず不可思議な生き物です。


気をつけていてもいつの間にか不可思議な生き物になってしまいます。
それは小さな問題には過敏に反応してしまうが、いつ死ぬかは分からないという最大の問題には大きすぎて反応できないからでしょう。


しかしネガティヴな思考が得意な方は上記2つの考えを毎日考えることのできる可能性、スキルを備えているのです!
これほど自分の人生をより高尚なものへと変化させる事ができるスキルがあるでしょうか?!


ポジティブに包まれた人間は上記2つの思考を持てることはほぼ皆無でしょう笑



一日一日を大切に生きられる能力はネガティヴな思考スキルとは思いませんか?