以前、NHKの大河ドラマで「篤姫」というドラマの中で宮崎あおいさんが演じる天璋院篤姫が使った言葉として、


一方聞いて沙汰するな


という言葉がありました。


これは一方の意見だけを聞いて判断する事なく、

当事者双方の意見を聞いて総合的に判断しなければ

誤った判断となってしまう。

という意味のものです。




最近何か偏った意見があるような。。。。

そう、ウクライナ問題ですね。




まさにロシアの意見は一方的で、一般市民をも巻き込む残虐非道な行為に及ぶ意見です。

どんな言い分があるにせよ、武力行使によって、

戦争を引き起こす事はどんなことがあっても、

許されるものではなく、即刻停止できるよう全世界で協力しなければならない局面です。




ロシアの武力行使は一切認められないものである事は、歴然たる事実として、一方、何故そのような結論にロシアが至ったのか背景を知る事は大事だと思います。しかし、その背景を全て網羅する事は不可能でしょう。

歴史、文化、民族意識、経済、軍事、外交、

資源、などなど数多くの要素が複雑に絡み合って

現在に至るので紐解く事は不可能だと思います。





西側諸国メディアは当たり前に戦争反対の映像を流します。

ロシアの様子を流すにしても、ほとんどはロシア国内でも戦争反対を表明してる人にばっかりインタビューしています。


しかし、戦争行為とは別にロシア国民の実際の実感はどうなんでしょうか?

私はロシアの人のインタビューを撮るならば、

反対する人もいる一方、賛成している人もいるので

双方の意見とその理由も報道すべきなのではないかな?と思います。


どちらも放映する事で私たち西側諸国が

ロシアの戦争に同意する人々が何故同意しているのかを推察する事ができるのではないかな?

と思います。


仮に背景を推察する事ができても、理解する事は

できないと思います。

しかし、背景も理解せず、主張を交わすよりも

背景を理解して主張を交わす方が、まだお互いの理解度はマシだと思います。



私は最近、ロシアという国や歴史、社会主義の

考え方について改めて勉強し直しています。

また日本の社会主義の変革も学ぶにつれ、

今までは頭ごなしに否定していたのが、思想背景やこれまでの遍歴を踏まえて自分の考えがまとまってきたように思います。



今回のウクライナ問題は例えとして極端かもしれませんが、お互いの主義主張がぶつかる事は日々の

生活や仕事の中でたくさんあります。


相手の背景をろくに理解もせずに、言い争うよりも相手の背景を理解した上で話し合いをする方が、

お互いの着地点を見出しやすくなると思います。






早くこの戦争が終わりを迎えて、また平穏な日々がウクライナに戻る事を願ってやみません。