今年もシステムエンジニアの部門で高卒で新卒採用の子を1名採用しました。

福徳不動産では経理部やシステムエンジニアの部門で高卒の新卒の子たちをこれまでも採用してきましたが、以前から違和感を感じていました。

それは高校生の子たちが基本的には面接を一定期間まで一社づつしか受けることができない点です。

求人表を見て興味のある企業への希望を学生は提出するそうですが、そこから先生が選定し、一社づつ面接を受けていきます。
しかも一定の期間があるので面接回数も1、2回程度に限られてしまうような形です。

私は本当にそれでいいのかな??

とちょっと疑問です。

確かにまだ十代でアルバイトも未経験であれば、社会的見識も当人は足りない面があると思います。だから先生方も選ぶのは問題無いと思います。

しかし、どうして大学生は自由に面接を何度も受ける事はできて、高校生は受けれないのでしょうか?

先生も一緒に選んで何社も本人が希望する企業を受けて、面接も会社説明会を含めて何度も会社に足を運べる機会を作っても良いと思います。

どちらにせよ就職するのは一社なんですから、高校生の子たちにも企業を知る機会、選ぶ選択肢をもっと増やしてあげても良いと思います。

厚生労働省のデータによると高卒で就職した人の4割は3年以内に退職しているそうで、退職後の非正規割合は3割を超えているそうです。

退職した当人にも問題がある事はあると思いますが、現在の仕組みから、よく企業の事を知る事ができずに、入社後のギャップを感じで退職した子もいるのではないでしょうか?


私は当人と先生が話をして複数社、何度も面接を受けれるようにすべきだと思いますし、心配であればご両親と一緒に会社説明会や会社見学会に参加して企業を知る機会をたくさん設けて良いと思います。

そして、企業も希望者への会社説明をしっかりと果たすべきです。
それが、できないなら、そもそも採用する資格あるのかな?と思います。


福徳不動産ではシステムエンジニアの部門でも、経理の部門でも3年で退社した子はここ10年くらいいないと思います。
というより二十歳になる頃には社内でもすごく活躍しています。
大学生の子たちはまだ学生なのに。


採用や働き方が多様化して、若手の人材不足を悩んでいる日本社会ならば、それこそ一番若手の高校生の子たちを、きちんと守りながらも本人の希望の基にもっと自由に選択、知る機会を得られる仕組みに変えて欲しいです。

若い人たちは日本の宝ですよ。