【読書】夜と霧:最大の悩みへの答えが見つかった本 | 40代でFIREを実現した後の日々の生活

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FIREライフに突入した40代女性。めでたしめでたしのその先をリアルに綴ります。FIRE後の投資と旅行記・読書記録がメイン
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注:独り言モード全開です。

 

私の人生最大の不安が、最近解消されました。それは、「だんなちゃんに先立たれたらどうしよう?」という不安です。結婚してからこの不安に悩んでいましたし、父親が亡くなった後、母親の悲しみを目の当たりにしてからその不安が益々強くなってしまい(両親はとても仲良かったので)毎日のようにこのことで泣いていました泣普通の人からするとありえへんことなのかもしれませんが、不安症って厄介なんですよね。

 

解決策?となったのが夜と霧です。名著なので読まれたことのある方も多いかと思いますが、ナチスの強制収容所に収容された著者(精神科医)の収容所での心理的な体験を描いたものとなっています。極限の状況にあって、自分の妻への思い、愛が重要であり、妻の生死が不明なことは、それをさまたげるものではなくどうでもいいものだという一節が出てきます。これを読んだ時に、「ああ、そういうことか」と衝撃を受けました。

 

「私の愛するだんなちゃん」「だんなちゃんへの私の愛」似ているようでこの二つは大きく異なっていて、私は、前者がいなくなることを恐れていたけれど、後者が重要なのだと気付けば、こちらは私が生きている限りは無くならないものなんですよね。だから不安になる必要がない。よく自分でコントロールできるものに集中すべきだ、という話が心理学で出てきますけど、そういうことなんだな、と。前者はコントロールできないし、突き詰めれば他者依存しすぎているということなんだなと。

 

うまく説明できませんが、私にとっては大きな気付きを得ました。夜と霧を読んで約1か月、日々この気づきをかみしめています。で、泣いているのですけど、以前とは涙の意味が違うと感じています。小説って本当に読まないのですが(だんなちゃんは小学生くらいの時に読んだかなって言っていました)自分がやってこなかったことの中に、実は探している答えのヒントがあるのかもしれません。そしてそういう時間が持てていることがFIREをした意味なのかな、と思っています。

 

 

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