去年くらいから50年ってことでよくメディアに東京タワーでてきてますよね。
東京と関西・・・2年近く遠距離恋愛なんざしていた若かりし頃のお話です。
月に1回江戸川区へ通ってました。
バブル華やかざりし頃だったため彼も忙しくなかなか外で遊ぶ時間はとれませんでした。
でもまあ、”どこ行こう”ってことになると どちらからともなく”東京タワー”ってことになるんです。
関西育ちのわたくしたちにとっては もちろん東京タワーは見慣れた・行き慣れたところでは
なかったし彼が星好きだったしね(もっとも上ったのはお昼間でしたけど~)
うっすらもやがかかったみたいな景色が一番好きだったな。
ぐるぐる場所を移動していろんな方角から街と空を眺めるだけの時間。
人ごみの苦手な私たちには至福の時間。
お互いの横顔だけを見つめる時間。
自分が宇宙の塵芥であると実感する場所。
別れようと決心した場所。
最後に東京へ行ったその日に最初で最後、外階段で上がりました。
30分くらいかけて。
横に並んで歩くとね、泣き顔見られなくていいんですよ。
でもね結局東京駅で大泣きしましたけれど。
そうそう、そのとき”こだま”で帰ったんです。
富士山が見えるあたりまで泣いてましたね、確か。
ボックス席に座ってた家族連れに悪いなーって思いながらも涙止まらず。
やっと落ち着いた頃にその家族連れのお母さんが”これでもどうぞ”ってアメちゃんを
下さって。
そんなことしてもらっちゃまた余計泣くじゃないですか~。
あの時のあのボックス席、せっかくの行楽だったろうに雰囲気悪かっただろーな。
名古屋あたりでようやく落ち着いて周り見渡せるようになり ふと顔を上げたらおとーさんや
コドモたちがわたくしのこと凝視してましたもん、東京駅からずっと見られてたのかと
思うと恥ずかしいやら申し訳ないやらでまた泣き笑い・・・。
そんなこだまも引退しましたよね。
去年は東京タワーにこだま、よく見せていただきました。
おかげさまでで封印してた感情がどっぷりよみがえりました。
あれからも幾度か恋はしたけれどあのときの恋ほど、思い出させてくれる材料が多い恋は
ないんだよね、いいんだか悪いんだか。
昔むかーしのお話でした。