珍しい失格事例 | 下心ありますか?

下心ありますか?

健全なる下心は健全なる肉体に宿る

試合で最も残念なのは負けることでなく失格になることです。
 
トラック競技で内側のレーンに入ったり,ハードルを故意に倒したり。
まぁでもこれは致し方のないことでしょう。
最短距離を走ろうとしてギリギリを攻めるし,ハードルの場合は故意で倒してるわけじゃないし。
 
しかし県I.H.では珍しい失格事例を見ました。
 
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持込禁止品の使用とありますが,どういうことでしょうか
 
日本陸上競技連盟競技規則を見てみましょう
第144条 競技者に対する助力
助力 
3. この規則の目的から下記については、助力とみなされ許可しない。
(b) ビデオ装置,カセットレコーダー,ラジオ,CD,トランシーバーや携帯電話もしくは類似の機器を競技場内で所持または使用すること。
これに抵触するものです注意
 
どのようなことがあったかと言うと,競技中の選手がスタンドから携帯電話を受け取り,画面を見ていたというものでした。
実際に助力行為だったかどうかは不明ですが,選手が使用事実を認めたため失格処分となったようです。
 
大まかにはこんなところです・
 
上記条項については招集時に役員から説明がなされていますので,知らなかったと言うのは通用しません。
 
でも実際にこれで失格となるのを私は初めて見ました。
 
しかしながら自身で持ち込んだものではなくスタンドから手渡され,またそれを受け取るというのはねぇ...
 
観客がルールを知らずにやったとしても選手本人が制止すべきです。
 
失格処分となった選手には酷な言い方やけど,ルールではなくマナーの問題ですよ。
授業中のスマホ使用と同じですよ。
 
他にも今大会では,リレーでバトンを落とした後,確認もせずに隣のレーンに拾いに入り他の選手を妨害したり,近くの公園で円盤を投げてて近隣住民から苦情が入ったなど,今まででは考えられないようなマナーやモラルの低下に起因するものが増えているような気がします。
 
勝ちゃぁえぇってもんではなく,スポーツを通して人間的に成長するのが部活の正しい位置づけです。
 
話を戻しますが,選手だけでなく陸上競技に関わる全ての方に競技規則を再確認してもらいたいと思います。
 
日本陸上競技連盟のサイトにルールブックが公開されています。
無料ですので必ずチェックしてください。
 
 
 
 
 
 
陸上競技のルールにも精通している