子犬育てに夢中になり、ブログが放置プレイになっておりました。
あっという間に日本は秋、オーストラリアは春。
みなさん、お元気ですか?
わたしはブリスベンの近く、レッドランドというところに住んでいますので、ただいま春真っ盛りです。
春といえば、梅。
昔は実家にも梅の木が2本あって、毎年梅の実を収穫しては自家製梅酒を漬けてました。
(なぜか、すべての梅が梅酒と化してました。。。のんべえな父の趣味?)
オーストラリアでは見かけない梅。
ところが今年はラッキーなことに、お友だちからのお誘いを受け、この付近で梅を栽培しているお宅で梅狩りさせていただけることになりました!
日本の梅に比べると小粒ではありますが、梅は梅。
あの独特の香りがたまらない。
日本人のDNAに浸み込んでいるんでしょうか。
最初は不勉強すぎて、どんな梅を選んだらいいのか、
どんなふうに収穫するのがいいのか分からず。
小さい子や、キズ梅ちゃんが多かったです。
(それで、リベンジに行ってしまった)
2回目の収穫↓
はじめての梅仕事。
いろんなものにトライしてみたくて、限られた戦利品を小分けして、あらゆるものを作りました。
梅干し、梅酒、梅酵素ジュース、梅ジャム・・・
このあたりはよくある話。
青梅のカリカリ梅もいろんな作り方、レシピで試してみました。
(塩漬け、砂糖漬け、はちみつ漬けバージョンなど)
いろいろやってみると、自分の好みの味になる方法が分かってきますね。
(カリカリ青梅は黒糖漬けが一番好き!)
梅関連の情報、かたっぱしから調べまくり、これ以外にやってみたのは、
梅めんつゆ、梅シロップ、梅醤油、梅味噌。
特に、梅の種をつかっためんつゆは、めちゃくちゃ美味しいです。
実はまだ、めんつゆとしては使っていなくて、調味料として毎日の料理に応用してます。
今日は梅肉エキスを作りました。
マクロビをやっている方にはおなじみの梅肉エキス。
東城百合子先生が作っていた「妙薬」とあれば、絶対効くはず!
(もう、何にでも効きそうな勢いです…)
作ってみたい!と思ったけど、青梅2キロ使っても40グラムほどしかできないそうで。
しかも、おろし金で地道にすりすりすりすり。。。
小さな梅なので、その作業時間も膨大なものになりそう。
しかもしかも、すりおろしたら、絞って汁だけを使うらしい。
収穫した梅の量もそんなにないのに、すった梅の搾りかすがもったいない。
でも、すりおろすということは、キズ梅も使えるはず。
搾りかすはジュースとかジャムとかに応用できそう。
・・・というわけで、キズ梅含め720グラム分選んで、すりおろしはじめてみたのですが・・・
これが、もうめっちゃ時間がかかる。
しかも梅がちっちゃいから、指先でつまんで擦ろうとすると、中指を擦ってしまう。
何度も何度も・・・
最初からバンドエイド貼っておけばよかった。。。
まともにやっていたら梅すりおろすだけで1時間はかかりそう。
もうやってられんわ!
とブチ切れそうになるのですが、そこで思い出すのが東城百合子先生のお言葉。
「手抜きは心抜き」
そうでした。
手をかけるからこそ効くのかもしれない。
いや待て、こんなに時間かけなくても効率よく絞れる方法あるだろう???
時代は令和だぞよ。
そこで思いついたのが、スロージューサー。
種は除かないといけないけど、カリカリ青梅の要領で梅を押しつぶして2つに割って種を出すのは簡単。
その梅をスロージューサーに入れてみたら・・・
あっけなく完了。
搾りかすも、カスカスの状態まで絞ってあって、青梅ジュース(果汁)の抽出効率がよいこと!
カンペキです!!
この梅青汁をダイヤモンドコーティングしてあるお鍋で煮込みました。
火加減がよく分からなかったので時間かかっちゃったけど、
ゆっくりじっくり、アクを丁寧にとりながら煮込んでいったら
最後はフツフツ泡が出てきて、黒くてねとーっとしたエキスになりました。
体調が悪いときに、これを少量舐めるか、お湯に溶かして飲んだりするといいそうです。
さて、お味は・・・
お世辞にも美味しいとはいいません。
「良薬口に苦し」
すっぱいのと苦いのは想像どおりですが、意外にもけっこう塩辛いんですね。
#ちなみにラベルは、イーコンセプションの古いものをリサイクルしています。
(社長権限 )
#イーコンセプションのお店では売っていませんので、ご了承ください。
先人の智慧がたくさん詰まった梅仕事と梅レシピ。
なにごとにもハマると熱中しすぎる凝り性のわたくしですが、
梅仕事は 自然療法家としても ド・ストライクゾーンでした♪