わたくし、裁縫が大の苦手です。
いえ、裁縫だけじゃなくて、手先の細かい作業が超苦手。
（中学の家庭科以来、手芸系は逃げまくり）
でもそれは、
編み物の先生だった母に刷り込まれた呪いにすぎなかった
って気づいたのが、3月のこと。
お裁縫やクラフトが大好きなお友だちの恵子さんに誘われて
一緒にシュシュを作ってみたところで開眼。
お裁縫、楽しい♡
出来上がると、うれしい♡
たしかにわたしの作品は縫い目が雑で汚くて
ハッキリ言って下手クソです。
が、それは「わたしが生まれつき不器用だから」（←母の呪文）ではなく、
単に「今までやったことないことに初めて挑戦したから」にすぎないという、
あたりまえのことに気づきました。
練習すれば誰だって出来るようになる・・・はず？！
＊＊＊＊＊
これを契機に、物入の奥に眠っていた、古くてちゃちい安物のミシンを発掘。
でも、ミシンのこと全然知らない。
マニュアル読むのもメンドイ。
こういうときはエンジニアの夫が大変有用です（笑）
わが夫君ラースは、小学校のとき 学校の授業でお裁縫を習ったそうです。
（さすがデンマーク、男女平等！）
クラスで一番うまかったのに、「男の子だから」と科目トップ賞をもらえなかったそう。
（え？デンマークなのに、男女平等じゃないの！？）
そういうわけで、
夫君にミシンの使い方を教えてもらいつつ、練習がてら作ってみたのがこちら。
誰でも作れる、シンプル「うんこバッグ」♪
犬の散歩のときに、うんこを入れて歩く、ズタ袋です。
なかなか上手にまっすぐ縫えないんだけど、
それは私が不器用なせいではなく、
まだ慣れていない、初心者だからだよ！
と何度も自分に言い聞かせました。。。
＊＊＊＊＊
次に作ってみたくなったのは、小さめのショルダーバッグです。
「サコッシュ」って呼ぶんですね。
買い物行くときに、お財布とスマホとキーとティッシュくらい入れておくような小さいやつ。
YouTube動画をいちいち見ながら、ひとりで作っていきました。
（とても分かりやすい動画でした）
たった9分の動画。
めっちゃ簡単そうに見えるのよね。。。
それなのに、実際に自分でやってみると、
ほんとに下手クソで、
「わたしって不器用。。。」（涙）
って何度も挫折しそうになったけど、
いや、違う。
わたしはいま、新しいことを学んでいるのだ。
練習を繰り返せば、うまくなるはず
と、自分に何度も言い聞かせながら、がんばりました。
そしたら、出来た～っ！
表には、お気に入りの自分で選んだ布を使い、
裏には、ラースのお古のジーンズから、ポケット部分を再利用してみました。
最後の工程は、中表で縫い合わせて、くるっと裏表ひっくり返すから、
そこで初めて出来上がりが確認できて、
ものっすごく気分が上がります
めっちゃうれしくてうれしくて
万歳三唱では留まらず
家族に見せびらかしつつ、
全身ガッツポーズを100回くらい、やったんじゃないかと思います
苦手だったお裁縫がこんな喜びを運んでくれるとは・・・
もちろん技術的に未熟なのは当たり前なのですが、
そこも含めて、チャームポイント
自作のバッグ、可愛い
＊＊＊＊＊
・・・と、はしゃいでいたら、娘のカレンが
「それ、めっちゃ可愛い。私も欲しい。私も作りたい。教えて！」
と、すぐにその気になり、
翌朝から材料仕入れに spotlightに行ってきました。
わたしは、ミシンを使い始めて、まだ3日ほど。
基本もよく分かっていないのに、
いきなり「お裁縫の先生」になってしまいました。
ひえ～～～
ちなみにカレンは、ミシンを触ることからして、生まれて初めてだから、
１歳児が新生児のお世話をしようとするようなもの
布の裁断から、ミシンの使い方、待針の合わせ方・・・
そんな基本から教えていきました。
カレンが縫うと、ミミズがのたうち回ったようなファジーな縫い目が出来ます
＃私が縫ったほうがマシなことに、ちょっと自信をもらう、ずるい母（笑）
「私って、下手くそ。。。こんなに難しいと思わなかった。絶対無理。もう辞めたい」
などと弱音を吐くカレンに、
「経験した分だけ上手くなるだけだよ」
「下手なら、もっと練習すればいい」
と𠮟咤激励していました。
が、それと同時に、母から刷り込まれた呪文
「わたしは生まれつき不器用」
が脳裏をかすめ、
「だから、わたしの不器用さが娘に遺伝してしまった」
というデーモンの囁き声が何度も湧きあがってきました。
それを否定して、否定して、否定して・・・
＊＊＊＊＊
ようやく出来た～！
（左：わたしの 右：カレンの）
裏はこんな感じ。私のより、キレイにできてる。
ラースの古いジーンズ。
使いつくされて満足でしょう
ご満悦のカレンちゃん♪
よく頑張ったね
イエーイ！
＊＊＊＊＊
よくよく考えると、
「わたしは不器用だから」
って、都合のよい「できない言い訳」なんですよね。
お裁縫に限りませんが、
諦めずに続ければ、いつか上手に出来るようになる。
楽しいこと、好きなことなら、努力と思わずに努力してしまうから
自然とうまくなるだけのこと。
お裁縫の世界も奥が深そうで、
まだまだ「ひよっこのひよっこ」ですが、
楽しみながら続けていこうと思います。
＃それにしても、初心者が超初心者を教えるのは大変すぎ。
ゆうべはさすがに疲れました。。。
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