娘カレンのボーイフレンド、ジェイデン君もうすぐ21才になります。

 

↓ハロウィンパーティーで、ピカチュウ&アッシュに扮するカレン&ジェイデン↓

 

オーストラリアでは、21才が「成人」なので、

(選挙権も飲酒権も既にあるのですが…)

お誕生日になにか特別なことをやりたくなるようです。

 

ジェイデンのおかあさん、キャシーが

「サプライズパーティーをやろう」

と、カレンに持ちかけてきたんだそう。

 

サプライズパーティーって、うまくいけばみんなで笑えて楽しいけど、

失敗するリスクもある。

 

なかには、騙された!と怒りだしちゃう人もいるし、

それよりなにより、本人に気づかれずに

そのサプライズの瞬間に連れてくるって、至難の業。

 

多くの協力者に口裏を合わせてもらい、

準備したプロット通りに演技してもらわないといけない。

 

そして、どうしたって準備していたとおりにはコトは進まず、

途中、計画を急遽変更したり、気の利いたアドリブが必要だったりと、

かなり難易度高いのです。

 

ある意味、ウソの二重塗り、三重塗りにもなってしまいがちだし、

たとえ、純粋な愛情から企画するものであったとしても

個人的にはあまり好きではありませんでした。

(お願いだから、私にはサプライズしかけないでね…)



*****

 

 

でも、今回の言い出しっぺは 本人のおかあさん。

成人する最愛の息子とともに、特別な思い出を作りたかったんでしょう。

 

こうして、将来の義理母に「サプライズの仕掛け人」に任命されたカレンは、

ジェイデンのスケジュールを把握して、こと細かな計画をします。

 

ケーキや風船、お部屋飾りの準備にはじまり、

 

冷蔵庫内でスタンバイする、21才の誕生日ケーキ

 

友だちへの連絡は、メッセンジャーグループで。

 

パーティー会場はジェイデンの自宅(キャシーの家)なので、

飾り付けや準備の関係上、

その日は、うちでディナーを食べる段取りにしないといけない。

 

今期最後の試験を終えたジェイデンは夕方5時すぎ うちに到着。

ジェイデンを自宅に帰らせずに、うちにおびき寄せる(?)ために、

その日のディナーはジェイデンの大好物、餃子ということになってました。

(食べ物で釣る・・・)

 

餃子のときは私は材料を切って混ぜるだけで、

皮に包む作業は、ボーイズ&ガールズの担当です。

 

それを蒸したり、焼いたりして食べ終わったのが、7時頃。

 

計画では、7時半までに友達がジェイデン家に集まりスタンバイ。

7時15分頃に、キャシーからジェイデンに緊急電話が入ることになってます。

(うちからジェイデンの家まで約15分)

 

その頃、カレンがジェイデンをパブに飲みに行こうと誘い、

近所のパブまで ラースに車で連れていってもらう。

その途中に、キャシーから「今すぐ自宅に帰れ」の緊急連絡が入る

・・という段取りになってました。

 

ところが、どうやら友達メンバーの集まりが遅れているらしく、

キャシーからなかなか連絡が入らない。

 

カレンから 「ダディ、お願い、時間稼ぎして~」

と、内緒のアドリブリクエストが。。。

 

そこで、ラースが即興演技をはじめました。

 

「うう、おなかがいたい・・・なにか食べたものが当たったようだ・・・」

 

トイレに何度も通っては、トイレの水を流す、流す(笑)

 

「ちょっと待って。おなかが落ち着いたら、パブに連れていくから」

 

これで10分ほど時間稼ぎました。

 

そして、家を出てラースの運転でパブに向かっている途中、

ようやくキャシーからジェイデンに待望の緊急電話が。

 

キャシー:「ジェイデン、大変なの!プールのシステムがおかしくて、そこらじゅう水浸しなの!すぐに帰ってきて!ラースを連れてきて!」

 

(ラースがなんでも修理できるスーパー便利屋であることは、周知の事実)

 

ジェイデン:「ラース、方向転換お願い。ウチに連れていって。かあさんから電話で、プールがなんかトラブってるって」

 

「え?パブは行かなくていいの?」

 

と、シラばっくれつつ、ラースも私も

心のなかでは 「YES!!!」と叫んでいました。

 

ジェイデンの家に到着すると

キャシーが玄関で待っていて

「早く、早く!大変なのよ!」

 

ジェイデンは、プールの水でぬれることを覚悟したのか、

シャツを脱ぎ捨てて、プールサイドに出ます。

 

そこで、家族や友達が大勢待ち構えていて、

 

サプラ~イズ!!!

 

 

やったー、サプライズ成功!爆  笑

 

ジェイデンはなんの疑いもなく、完全にヤラれたそうです(笑)

 

でも、うれしそうだった。

みんなが自分のために時間をかけて綿密に計画してくれたことが、うれしかったようです。

 

キャシーやカレンはじめ、みんなの一致団結で成功したサプライズ。

 

途中ハラハラしたけど、楽しかった音符

 

 

ところで、そうそう。忘れるところだった笑い泣き

 

ジェイデン、21才のお誕生日おめでとうお祝い