娘カレンのボーイフレンド、ジェイデン君もうすぐ21才になります。
↓ハロウィンパーティーで、ピカチュウ&アッシュに扮するカレン&ジェイデン↓
オーストラリアでは、21才が「成人」なので、
(選挙権も飲酒権も既にあるのですが…)
お誕生日になにか特別なことをやりたくなるようです。
ジェイデンのおかあさん、キャシーが
「サプライズパーティーをやろう」
と、カレンに持ちかけてきたんだそう。
サプライズパーティーって、うまくいけばみんなで笑えて楽しいけど、
失敗するリスクもある。
なかには、騙された!と怒りだしちゃう人もいるし、
それよりなにより、本人に気づかれずに
そのサプライズの瞬間に連れてくるって、至難の業。
多くの協力者に口裏を合わせてもらい、
準備したプロット通りに演技してもらわないといけない。
そして、どうしたって準備していたとおりにはコトは進まず、
途中、計画を急遽変更したり、気の利いたアドリブが必要だったりと、
かなり難易度高いのです。
ある意味、ウソの二重塗り、三重塗りにもなってしまいがちだし、
たとえ、純粋な愛情から企画するものであったとしても
個人的にはあまり好きではありませんでした。
(お願いだから、私にはサプライズしかけないでね…)
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でも、今回の言い出しっぺは 本人のおかあさん。
成人する最愛の息子とともに、特別な思い出を作りたかったんでしょう。
こうして、将来の義理母に「サプライズの仕掛け人」に任命されたカレンは、
ジェイデンのスケジュールを把握して、こと細かな計画をします。
ケーキや風船、お部屋飾りの準備にはじまり、
↓冷蔵庫内でスタンバイする、21才の誕生日ケーキ↓
友だちへの連絡は、メッセンジャーグループで。
パーティー会場はジェイデンの自宅(キャシーの家)なので、
飾り付けや準備の関係上、
その日は、うちでディナーを食べる段取りにしないといけない。
今期最後の試験を終えたジェイデンは夕方5時すぎ うちに到着。
ジェイデンを自宅に帰らせずに、うちにおびき寄せる(?)ために、
その日のディナーはジェイデンの大好物、餃子ということになってました。
(食べ物で釣る・・・)
餃子のときは私は材料を切って混ぜるだけで、
皮に包む作業は、ボーイズ&ガールズの担当です。
それを蒸したり、焼いたりして食べ終わったのが、7時頃。
計画では、7時半までに友達がジェイデン家に集まりスタンバイ。
7時15分頃に、キャシーからジェイデンに緊急電話が入ることになってます。
(うちからジェイデンの家まで約15分)
その頃、カレンがジェイデンをパブに飲みに行こうと誘い、
近所のパブまで ラースに車で連れていってもらう。
その途中に、キャシーから「今すぐ自宅に帰れ」の緊急連絡が入る
・・という段取りになってました。
ところが、どうやら友達メンバーの集まりが遅れているらしく、
キャシーからなかなか連絡が入らない。
カレンから 「ダディ、お願い、時間稼ぎして~」
と、内緒のアドリブリクエストが。。。
そこで、ラースが即興演技をはじめました。
「うう、おなかがいたい・・・なにか食べたものが当たったようだ・・・」
トイレに何度も通っては、トイレの水を流す、流す(笑)
「ちょっと待って。おなかが落ち着いたら、パブに連れていくから」
これで10分ほど時間稼ぎました。
そして、家を出てラースの運転でパブに向かっている途中、
ようやくキャシーからジェイデンに待望の緊急電話が。
キャシー:「ジェイデン、大変なの!プールのシステムがおかしくて、そこらじゅう水浸しなの!すぐに帰ってきて!ラースを連れてきて!」
(ラースがなんでも修理できるスーパー便利屋であることは、周知の事実)
ジェイデン:「ラース、方向転換お願い。ウチに連れていって。かあさんから電話で、プールがなんかトラブってるって」
「え?パブは行かなくていいの?」
と、シラばっくれつつ、ラースも私も
心のなかでは 「YES!!!」と叫んでいました。
ジェイデンの家に到着すると
キャシーが玄関で待っていて
「早く、早く!大変なのよ!」
ジェイデンは、プールの水でぬれることを覚悟したのか、
シャツを脱ぎ捨てて、プールサイドに出ます。
そこで、家族や友達が大勢待ち構えていて、
サプラ~イズ!!!
やったー、サプライズ成功!
ジェイデンはなんの疑いもなく、完全にヤラれたそうです(笑)
でも、うれしそうだった。
みんなが自分のために時間をかけて綿密に計画してくれたことが、うれしかったようです。
キャシーやカレンはじめ、みんなの一致団結で成功したサプライズ。
途中ハラハラしたけど、楽しかった
ところで、そうそう。忘れるところだった
ジェイデン、21才のお誕生日おめでとう