バンニャ・マウンテン滞在中、天文台に行きました。

 

このあたり、空気がとーっても澄んでいるので、裸眼でも満天の星がのぞめます。

 

天の川はもちろん、「木星のまわりをまわる月」まで見えちゃう人もいるくらい。

 

 

タイミングよく新月で、雲ひとつない真っ暗な夜でした。

 

巨大な天体望遠鏡が3台あって、天文学者さんの説明を聞きながら、みんなで順番に覗かせてもらいます。

 

 

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もっとも、私たちが住んでいるレッドランドベイでも、天の川は見えるんですけどね。

 

我が家から見上げる、南の空↓(スマホ撮影)

南十字星、分かりますか?

 

 

いつも夜に犬の散歩に出かけるので、毎晩のように南十字星にはご挨拶しています。

 

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(スマホの電源OFFが入場条件だったので、そのときの写真は一枚もないのですが、以下の画像はwikipediaさんからお借りしてきました)

 

南十字星で一番明るい星=α星 はアルックス。

 

 

 

このアルックス、めっちゃ明るい一等星なんですが、

それもそのはず、実は3つの星が重なり合っているんだって。

 

2つは双子の星で、同じ中心点をシェアして回っている星。

その下に、もうひとつ、距離は離れるけど地球から見ると同じライン上に並ぶ星。

 

その3つの星が並ぶ様子も、大きな天体望遠鏡で見せてもらいました。

(望遠鏡写真は特別器材が必要なので、スマホ撮影はできません・・・)

 

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そして、いつも犬の散歩中、

「あの星、なんだろう???」

って、思いながら見つめていた星。

 

南の空に、ひときわ輝く一等星。

 

ダイヤモンドのように、キラキラキラキラ、虹色に輝いていて、それはそれは美しいのです。

 

最初、金星かなと思ったんですが(美の惑星、ヴィーナスだし)、

それにしては位置があまり変わらないので、惑星ではなく恒星らしい。。。

 

そのナゾが溶けました!

 

カノープス

 

 

地球から見ると、シリウスに次、2番目に明るいジャイアントスター。

 

でも、南の空なので、北半球からだと、なかなか見られないのですね。

 

日本だと東北が限界らしく、東京あたりでも地平線ギリギリにしか出てこないので、この美しさは鑑賞しづらいのだそうです。

 

だから、知らなかったのね!

 

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そして、いくつかの銀河、星雲なんかも見せてもらったのですが、

 

名前覚えてない・・・

 

 

 

 

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最後は、東の空から登ってきたばかりの、木星と土星を拡大して見せてもらいました。

 

木星

 

 

この縞々がくっきりと縦に見えてました。

 

太陽系で一番大きな惑星=木星。

 

木星には、月が82個もあるんだそう。

 

 

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土星

 

 

ちゃんと環っかも見えたよ!

 

 

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とにかく、はるかかなたに めっちゃくっちゃ たくさんの星がいるってこと。

 

いま見ている光は、何億光年も前に放たれたもので、過去のものであること。

 

わたしたちの世界なんて、みじんこのように小さいってこと。

 

知らないこと、わからないことが、まだまだたっくさんあるってこと。

 

わたしたち人間ってちっこくて無力だけど、いろんな可能性のある無力なんだってこと。

 

・・・・・(言葉がない)・・・・・

 

意識が宇宙に流れこんだ夜でした。。。

 

外だから、めっちゃ寒かったけどね。

 

 

天体望遠鏡が欲しくなった。。。