博士号持ちの夫のおかげで、日本ではあまり目にしない情報がいろいろ入ってきます。
なかでも夫の出身地デンマークからの情報は、目から鱗で面白い!
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今回の記事もそのひとつなのですが、
新型コロナウイルスのPCR検査を効率的に行う方法。
「検査キットも検査スタッフも不足~!」
という問題を解消するためのアイデアとして、
「検体を複数まとめて検査する」
という検査方法を採用しはじめたそう。
最初聞いた時は 「はあ?」と思ったけど、
よくよく説明を聞くと、「なるほど!」となる。
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たとえば、10名の被験者がいたとしましょう。
この10名分の検体を集めて、ひとつの検体として統合し、PCR検査を行う。
結果が「陰性」なら、この10名全員「陰性」。
結果が「陽性」なら、この10名それぞれの検体について再検査を行い、誰が「陽性」が特定する。
つまり、ほとんどの被験者が「陰性」である場合には、効率よく多くの被験者を検査できるわけですね。
仮に、10人分の結果が「陽性」であっても、検査数は最初の1回+再検査10回だから、
最初から10人分個別に検査した場合と比較して、1回しか変わらない。
ただし、この何人まとめて検査をするかは、そのときの陽性率や検査人数などによって変数として計算し、決めていくそうです。
数学者の発想なんですね。
感染症の専門家とか、お医者さんだけに頼っていたら、こんな発想は出てこなかったはず!
異なる分野のアイデアも取り入れるからこそ、気がつく視点だと思います。
※似たようなアイデアを説明する英語サイトが見つかりましたので、リンク貼っておきます。
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PCR検査についてはいろいろ問題が出ていますよね。
結果の精度もあまりアテにならず、偽陽性、偽陰性もかなりの確率で出てしまうとか、
結果が出るまで時間がかかるとか、
検体を採取するスタッフが飛沫を浴びるリスクがあるとか、
そんな問題も解消する勢いで、
デンマークと台湾が共同で、新しい検査デバイスを開発してます。
台湾とデンマーク開発の血清検査デバイス、新型コロナの感染段階を12分で判定
血液1滴、12分ってすごいですね。
しかも、抗体2種類もチェックできるから感染後どのステージにいるかも分かるという。
こういうイノベーションがあちこちで起きて、それが世界に広がっていくといいですね!