最近、フェイスブック、ツイッター、インスタなどのSNSで、よく見かけますね。

 

「#〇〇チャレンジ!」

「〇〇さんからバトンを受け取りました」

 

っていうやつ。

 

 

その内容はいろいろで、昔の写真を投稿するとか、腕立て伏せを10回やるとか、本を紹介するとか、いろんなパターンがあるようですね。

 

チャレンジのルールに従いながら、次の人にバトンを渡すという、

要するに、「チェーンメール」ならぬ「チェーン投稿」なのですけど、

まあ、害はないですよね。

昔懐かし「不幸の手紙」とは違って、楽しそうだし。

 

外出自粛中ってこともあるのでしょう、

なんだかこのところ、

こういう〇〇チャレンジ系の投稿がめちゃくちゃ増えている気がします。

 

直接会えないからお友だちとのつながりを感じたいってのもあるだろうし、

そのチャレンジの内容によっては自分にとっても新しい発見があったり、

また、お友だちとの理解、絆が深まったり、

勉強になったり、参考になったり・・・

 

また、食べ物とか書籍の紹介など、

規制や自粛で営業できない業種の方々へのサポートになるような企画もありますね。

 

いいこと たくさん ありそうです。

 

私もお誘いを受けて、昔の写真を探して眺めるうちに、心の断捨離ができたし、

一枚投稿してみたら、うれしいコメントをいただいて癒されるものを感じました。

 

ただ、私は「次の人を指名」ってのが、どーしても違和感なので、「やりたい人はどーぞ」ってことで終わりにしました。

 

それと、あえて投稿文はコピペせずに書き換えましたし、Challenge Accepted と書け、というルールも無視しました。

 

また「7日間ブックカバーチャレンジ」については、しらけさせちゃって申し訳ないけど、お断りさせていただきました。

 

空気読めない、パーティー・プーパー(←英語で、パーティを台無しにする人という意味)です。

ほんと、すみません!

 

 

でも、みなさんにも、ちょっと考えてもらいたいんです。

 

私がなぜ〇〇チャレンジに対して慎重になってしまうのか?

逆に、どういうチャレンジなら参加してもいいと思うか?

 

わたしが気になるのは、

始めたのは誰? その目的は?

ってことなんです。

 

チェーンの源、その意図が分かるものなら、抵抗ありません。

 

たとえば、お料理研究家の方が始めた自粛中のレシピ紹介企画とか、営業できない外食業のためにテイクアウトを盛り上げる企画とか、クレイセラピストさんが始めたクレイを知ってもらおう企画とか。

 

「誰」と「意図」が分かっているものは、問題なし!です。

 

ところが、この「誰」と「意図」がはっきりと分からないものは、

怪しい。

はっきりいって、気持ちわるいのです。

ほんとに「ゾッ」としてしまうのです。

(私みたいな人のほうがマイナーであることは承知しております・・・)

 

「7日間ブックカバーチャレンジ」の投稿にある、

「これは読書文化の普及に貢献するための課題です。」

なんていうのは、その「意図」をほのめかしていますが、

出自が明らかではないので、誰かの引っかけ、罠じゃないかと勘繰ってしまいます。

 

この「〇〇チャレンジ」っていうの、ずいぶん前から英語圏で流行ってましたよね。

最初は白黒の写真を投稿しろっていうの。

意味わからなかったけど、よくよく考えると、

これはフェイスブックなどのSNS業界が流したトリックなのでは?

と思うのです。

 

投稿数が伸びれば、入手できる情報も増えるし、広告収入も増えるでしょう。

彼らはアカウント持っている人たちに出来るだけ多くの投稿をしてほしいわけです。

 

そこで、手を変え、品を変えて、アカウント保持者が投稿したくなるような仕掛けを出しているんじゃないかと。

 

特に、本のチャレンジはうまく出来てますよね~。

 

7日間、毎日1冊ずつ本の写真を出していく。

本の説明はしない。(逆にいうと、説明しなくていいので誰でも気軽に投稿できちゃう)

投稿のたびに次の人を指名する。(一日あたり1人指名だから、指名の負担が少ないが、実は

=7という)

 

7日間ですから、1人が7人巻き込むわけです。

これ、指数関数的に増加していきます。

新型コロナウイルスのR値が1.7とか言われてますよね。

それでもこれだけ爆発的に感染拡大しているわけですが、

それがR値が7ってことですよ。

数学得意じゃなくても、どんだけ爆発的に増えていくか、想像できます。

(病気じゃないから増えてもいいんですけどね)

 

そして、本を題材にすると、ふだんはSNSなんかやらないインテリさんたちも、どんどん参加してくれます(笑)。

 

で、なにか問題が?と思われるでしょう。

 

これ、すごい勢いで投稿が増えていって、誰が得すると思いますか?

 

フェイスブックなどのSNS会社。

 

そうです。

みなさんの生活、好みなど情報を常に入手してます。

 

「そんなことは知ってるし、しょーがない」

と思われるかもしれませんが、

こういう定型文での投稿は、かんたんに検索できて情報収集できちゃいますよね。

 

Challenge Accepted って必ず書けって、ルールに書いてあったら、

Challenge Accepted で検索したら、ハマった人リストが作れちゃうわけですよ。

 

その裏で出回るリストのタイトルを、ちょっと想像してみてください。

 

 「ルールに従う、だまされやすい人リスト」

 「カモになりやすい人リスト」

 

・・・いやあ、こんなこと想像しちゃうの、私だけでしょうか?

 

*****

 

ネット上でみなさんの発信した情報はどこかで収集され、利用されています。

 

どんな投稿でもそれは同じことですが、

このような定型文を書かせることをルール化しているもの、拡散系は、特に要注意だと思います。

 

じゃあ、誰が、どんな目的で?

 

私にもわかりませんが、

 

もしかしたら、地球侵略を目的に、

バルタン星人かに座が広げたのかもしれないよ・・・ゲッソリ

(ジョークですよ・・・)

 

たしかに 今 流行ってる「〇〇チャレンジ」には 害はなさそうです。

無邪気に楽しんだもん勝ち なのかもしれません。

 

でも、この「拡散の仕組み」にみんなが慣れてくれると、

これからやってくる混乱と激動の時代に、

デマや洗脳などの情報操作がしやすくなるでしょう。

 

なんだか、その練習をさせられているような気もするんだけどな。。。

 

私の考えすぎだったら、いいんだけど・・・

(ネットが仕事場なので、より慎重になってしまう傾向はあります・・・)

 

※同じ理由で、よくあるネット上の遊び、占い、ゲーム、署名の類は、誰&目的が分からない限り、私は手を出しません。情報が漏れると、自分だけじゃなくて、お友だちにまで迷惑をかけてしまいますので。

 

んでも、この記事読んで、

「そんなことは関係ない、私は楽しむもんね!」という方は、

どーぞどーぞお楽しみください。

 

いい面、ベネフィットもたくさんありますからねビックリマーク

 

でも、どうせ参加するなら、

投稿文をコピペしないで、オリジナリティ入れたらどうかな?

 

ルールに従う必要なんかもないわけで、

どんどんルール変更していったらいいんじゃない?

 

たとえば、「ブックカバーチャレンジ」だったら、

単に本の写真出すだけより

「その人にとって、それがどんな本だったのか?」

といったことに興味あります。私なら。

 

たとえば、次の人を指名じゃなくて、

「同じ本持ってる人がいたら、引き継いでね!」とかね。

 

誰が決めたのかも分からないルールに

従うこたーない!

 

どうせ楽しむなら、それぞれ好きなように進化させていきましょうラブラブ

 

それだけでも、バルタン星人の地球侵略は抑えられると思いますビックリマーク(爆)

 

柔軟性、独創性は人類を救います。

コマメに変異して生き延びていくウイルスさんのようにね(笑)ウインク