「緊急事態宣言は出たけど、補償がないから家にいるわけにいかない」
「ビジネス閉鎖させられて倒産、あるいは失業なのに補償が出ない」
「補償の条件厳しすぎ!手続き、煩雑すぎ!」
日本の補償制度の貧弱さに、不満が噴出しているようです。
なぜ日本という国はそんなに補償を出し渋っているのか、私にもわかりません。
きっとなにか事情があるのでしょうが・・・
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逆に 私が住むオーストラリアでは、
補償出しまくりの「花咲じじい」状態です。
「そんなに出しちゃって大丈夫なの?」と心配になるくらい。
日本に比べると、その日暮らしの人、貯金という習慣がない人たちも多いので、たしかに補償は必要だと思います。
だけど、資産に関係なく、失業すると 一人あたり月に一律約20万円もくれちゃうっていうのは、どうなんだろう?
資産ある人は要らないし、夫婦共働きが多いし、ちょっとバイトしていた人でも同額もらえちゃうから、今までもらっていたお給料より多いわ~、なんて人もけっこういたりするのです。
でもまあ、ここは非常時。
給付スピードを重視したのですよね。
いちいち資産までチェックしているヒマがあったら、全員一律とりあえずお金あげるわ!って。
(そのうえ、DV対策とかメンタルヘルス対策とかにまでお金回してる。よく気が利くなあ)
それも分かる。だから文句言わない。
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この時代に国や自治体を動かしている政治家さんたち、ほんとにご苦労様だと思うのです。
もちろん、医療従事者のみなさまも、配送業のみなさまも、ライフライン担当のみなさまも、必需品の生産や販売を続けてくれているみなさまも、
ほんとに特攻隊並みの活躍だと思います。
ありがとうございます。
でも 政治家さんも大変なはず。
前代未聞の事態にどう対処するか?
(少なくとも私たちが生きてきた時代では未経験)
これは、誰がやっても大変な仕事です。
みんな誰もが一生懸命やっているはずなので、あまり批判する気が起きないのです。
個人的には安部さんの政治的な考え方は好きじゃないのですが、
(私が理想とする社会と反対方向に向かおうとしているように感じるので…)
今回ばかりは
「誰がやっても大変なんだよ!」
と思います。
野党も批判やら文句やら邪魔やら、足ひっぱりばっかりしてないで、一致団結、協力してやってほしい。
地震&津波&福島原発事故のときも、当時首相だった菅さんが叩き下ろされましたが、あのときも 誰がやったって大変だったはず。
こういう非常事態を、政治的な駆け引きに利用しないで欲しい!と思います。
国民のみなさんも批判するかわりに、
『応援』しませんか?
もちろん、
「ここが困ってます」
「ここ、こうして欲しいです」
という情報を政治家に知らせることは大切。
それはニュートラルな情報としてね。
怒りのエネルギーは送る必要ない。
不安や怒りの矛先を、
誰かにもっていかないこと。
不安や怒りの感情があるなら、
自分自身がしっかり受けとめてあげることが先決です。
自分のなかで昇華してあげたら、
ニュートラルな解決策が見えてくるはず。
私たちはいま、試されてます・・・