○音程より音感
音程と言うのは、音の高さでなく、2つの音のへだたりのことです。
ドレミレドもドミソも2つの音の連続した連なりで音楽が成り立っているのです。「ドーレ、レーミ、ミーレ、レード」と、「ドーミ、ミーソ」の音の幅がとれていないのを、音がはずれているといいます(これは、1つの音の高さ[ピッチ]に届かないのとは違います)。
同じ高さの2つの音の間隔、音程を1度といいます。
ドとドが1度、ドとレは2度、ドとミは3度と表します。
歌で8度(1オクターブ)以上、隔てた音程が出てくる曲は、ほとんどありません。
曲全体は、1オクターブから2オクターブにまたがる場合もありますが、5度までの音程がほとんどです。
1度は同じ音、2度は隣りあう音、3度と5度は三和音のドーミ、ドーソの音程です。実際のところ、とりにくいのは、ドーファやレーソの間隔の4度、ドーシの7度の音程ぐらいではないでしょうか。
2度でも全音(半音2つ)隔たる長2度と半音隔たる短2度があります。そのような違いは、長短増減で表わします。
詳しくは「楽典」で学んでください。