音程より音感 | 声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

歌手、声優、俳優、芸人、ビジネス、一般、声に関心のある人に。
プロ、トレーナーも含め、トップレベルのヴォイトレ論を展開します。

さらに学びたい人は、一流になるための真のヴォイストレーニング https://vccarchive.hateblo.jp/

○音程より音感

 

音程と言うのは、音の高さでなく、2つの音のへだたりのことです。

ドレミレドもドミソも2つの音の連続した連なりで音楽が成り立っているのです。「ドーレ、レーミ、ミーレ、レード」と、「ドーミ、ミーソ」の音の幅がとれていないのを、音がはずれているといいます(これは、1つの音の高さ[ピッチ]に届かないのとは違います)。

同じ高さの2つの音の間隔、音程を1度といいます。

ドとドが1度、ドとレは2度、ドとミは3度と表します。

 

歌で8度(1オクターブ)以上、隔てた音程が出てくる曲は、ほとんどありません。

曲全体は、1オクターブから2オクターブにまたがる場合もありますが、5度までの音程がほとんどです。

1度は同じ音、2度は隣りあう音、3度と5度は三和音のドーミ、ドーソの音程です。実際のところ、とりにくいのは、ドーファやレーソの間隔の4度、ドーシの7度の音程ぐらいではないでしょうか。

 

2度でも全音(半音2つ)隔たる長2度と半音隔たる短2度があります。そのような違いは、長短増減で表わします。

詳しくは「楽典」で学んでください。