○動物も赤ちゃんも 身体から声が出る
声を出すトレーニングというものは、
あまり格好のよいものではありません。
他の人の前では、やりにくいものでしょう。
それならば、開き直って動物にまで
戻ってみてはいかがでしょう。
もともと、声を出したり歌うことにも
本能的な欲求があるからです。
動物の声というのは、とてもよくひびきますね。
よつんばいになって、吠えてみましょう。
お腹が動きませんか。
そのまま、かけずり回ってみてください。
疲れてくるとハアハアとお腹が動きます。
その感じを覚えておきましょう。
赤ちゃんの泣き声もひびきます。
赤ちゃんにとっては、泣くことが身を守る方法ですから、
声が出せないと大変です。
赤ちゃんの頃は、
あなたも感情のままに泣いたりわめいたり、
随分とまわりの人を悩ませる声を持っていたはずです。
赤ちゃんはとても小さな 身体なのに、全身を使って泣きます。
お腹から声が出ているのがわかるでしょう。
あなたは、その真似ができますか。