たとえ先生が100の能力をもっていても、
受講生が10のキャパシティしかなければ、
そこでは10分の1しか受け取れないわけです。
時間をかけ、じっくりと持続しなくては身につきません。
1、2カ月で上達しようと考えるのは、あまりに早急です。
でも、形だけなら、そういうようにできなくもありません。
このあたりまえのことが、体が楽器であり、
キャラクター的な要素もふんだんに関係してくる
ヴォーカルというパートにおいて、
実力というものがとてもわかりにくいものとなっています。
楽器の演奏なら、キャリアとして、その技量がすぐわかるのに、
ヴォーカリストの実力というのは、
いろんなものの総合力でわかりにくいから大変なのです。
だからこそ、まず、声から注目してみるのです。