いろんなスクールで、
発声とかヴォイストレーニングを習っている人の歌うのが、
歌もですが、声そのものが、
あまり魅力的といえないということです。
音程もリズムも正しいのに、
歌をこなしてしまっているだけで、
何も出てこないからでしょう。
聞いている人は、その人のつくり出す世界を聞きたがっているのに、
それにこたえられていないのです。
こなすということと創ることは、まったく別なのです。
アーティストとは、
創りあげていく能力での価値が問われるということです。
その応用できる力の基礎をつけるのが、本当の練習なのです。
音感もリズムも、正確に口先で合わせるのでなく、
自分の体の大きな動きから、自分のノリとして
ダイナミックに出てこなくては、
表現にならないということです。