表現のための器 | 声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

歌手、声優、俳優、芸人、ビジネス、一般、声に関心のある人に。
プロ、トレーナーも含め、トップレベルのヴォイトレ論を展開します。

さらに学びたい人は、一流になるための真のヴォイストレーニング https://vccarchive.hateblo.jp/

小学生がショパンの曲を何百回も練習し、ノーミスタッチで弾いても、プロが初見でさっと弾いたのには、及ばないのです。

それに似ています。

間違えずに正しく弾けたとしても、それは、プロには最低条件以下、前提にすぎません。

聞く人は、そこでのタッチを通じて奏でられる音の連なりに、そのアーティストのつくり出す世界を聴いているのです。

表現力の差が、プロとアマチュアの差になります。

そのときの基礎の力の差となるもの、プロがもっているのは、プロとしてふさわしい身体と感覚、つまりプロの器なのです。