今日のラジオで言っていましたが、トマトの全遺伝情報が解読された様ですね。およそ35,000個の遺伝子があるんだとか。自分は、「桃太郎」というメジャーな品種を作った経験があります。トマトは、生産者・消費者共に、品種に対するこだわりが他に比べて圧倒的に高い野菜ではないでしょうか。「収量・食味に優れた品種・系統選抜に有用」と言っているから、大手の種苗会社との間でビッグビジネスになるんだと思います。確かトマトは、全世界で最も生産量の高い野菜なので、今後他の野菜も遺伝情報の研究が進むんでしょうね。種苗会社の益々の買収・統合が進むと思います。その先はどうなるか定かではありませんが、少なくとも、食べる事の出来る品種はどんどん画一化されていくんだと思います。日本中の食卓のトマトが同じ品種っていうのは、僕は変だと思います。なので、農家(や消費者)が力を合わせて「品種を守る」という様な動きが必要だと思う。
さて、将棋王位戦挑戦者決定戦は藤井九段の勝ち。今日から、名人戦第5局です。