いつも牛黄清心元の注文を頂いているお客様から、普段は頭をよく使う仕事をされていて、そのような時に牛黄清心元を服用するとすっきりするというので、ご愛用いただいているのですが、先日ご注文の際、牛黄清心元のおかげで「熱中症」にならずに済んだとのご報告をいただきました。
牛黄清心元が熱中症に効くというのは添付文書にも記載がありませんので、意外に思われるかもしれませんが、以前このブログで紹介したように、牛黄清心元の主薬の牛黄が清熱・開竅の作用があることから、熱中症などの体内に熱がこもった状態で、高熱がでて意識が朦朧とするような症状に対して、牛黄清心元を服用しておくことにより、高熱の予防と治療、そして意識障害などの予防として役立つことが想像できます。
「温病条弁」の「暑温」に熱中症に似たような症状がでており、その時にも「牛黄」を主薬とした「安宮牛黄丸」が使用されている例があります。
勿論、室内や屋外でも室温・気温の変化には注意して、水分補給をしっかりしておくことが重要ですので、皆さんもこれからの季節は十分にお気をつけ下さい。