今回は牛黄清心元の条文の
「驚恐ハク怖、悲憂惨戚」です。
「驚恐ハク怖」ですが、これは驚きやすく、怖がりでちょっとしたことでびっくりしやすい症状となります。
「悲憂惨戚」とは、これは悲しみや憂いなどの、非常に痛ましい様子を言います。
つまり、これらの条文では悲しみや恐怖など心の状態が非常に不安定になっている症状に使用することになります。
牛黄清心元は、心(しん)の症状、つまり心(こころ)の病に対して、精神安定・鎮静の働きがあるため、上記のような症状に対して服用が可能となります。
次回に続きます。