今回は救治癰疾(きゅうちようしつ)です。
これは癰という身体の内外にできる「できもの」の出来やすい体質を改善するという意味で、瓊玉膏の服用により所謂細菌やウイルスなどに対する抵抗力を高めて、いざそのようなものに感染しても自分自身で治すことができるようになっていくということを記載しています。
また次の救治労瘵(きゅうちろうさい)ですが、労瘵とは肺結核などにかかって非常に心身ともに弱り切っていることを指しています。
そのように生命力が衰えているような病態に瓊玉膏を服用し、滋養強壮に働き元気を取戻していくように働きかけます。
以上で「洪氏集験方」の瓊玉膏の条文解説を終わりますが、皆さん如何でしたでしょうか?
瓊玉膏というのは結局五臓(心肝脾肺腎)すべてに働きかけ、その働きをパワーアップさせてくれる漢方薬です。
心(精神)も身体も常に健全であり続けたいのが私たちの望みです。
巷に多くの滋養強壮剤がありますが瓊玉膏のように精神・肉体ともに働きかけるものはありません。
目の前の症状改善だけでなく本当の健康を取り戻すためにも瓊玉膏を服用してみて下さい。
本当に良いものは決してあなたを裏切りません。