過去問分析【令和5年(後期)教育原理 問3】幼保連携型認定こども園教育・保育要領 | 保育士試験:社会福祉・教育原理等攻略講座

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<過去問分析 教育原理(幼保連携型認定こども園教育・保育要領)>

【令和5年(後期)教育原理 問3】

次のうち、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」第1章「総則」第2「教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画等」の一部として、誤ったものの組み合わせを一つ選びなさい。

A 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえ教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画を作成すること

B 満3歳以上の園児の教育課程に係る教育週数は、特別の事情のある場合を除き、51週を下ってはならない

C 1日の教育課程に係る教育時間は、8時間を標準とする。ただし、園児の心身の発達の程度や季節などに適切に配慮するものとする

D 園長の方針の下に、園務分掌に基づき保育教諭等職員が適切に役割を分担しつつ、相互に連携しながら、教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画や指導の改善を図るものとする

E 教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画に基づき組織的かつ計画的に各幼保連携型認定こども園の教育及び保育活動の質の向上を図っていくこと(以下「カリキュラム・マネジメント」という。)に努めるものとする

(組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B C
4 B E
5 D E

【解答・解説】

(参照資料)
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」

A 適切
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえ教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画を作成すること
(参照資料p13 5行目~)

B 不適切
満3歳以上の園児の教育課程に係る教育週数は、特別の事情のある場合を除き、39週を下ってはならない
(参照資料p14 (3)イ)

C 不適切
1日の教育課程に係る教育時間は、4時間を標準とする。ただし、園児の心身の発達の程度や季節などに適切に配慮するものとする
(参照資料p14 (3)ウ)

D 適切
園長の方針の下に、園務分掌に基づき保育教諭等職員が適切に役割を分担しつつ、相互に連携しながら、教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画や指導の改善を図るものとする
(参照資料p15 6行目~)

E 適切
教育及び保育の内容並びに子育ての支援等に関する全体的な計画に基づき組織的かつ計画的に各幼保連携型認定こども園の教育及び保育活動の質の向上を図っていくこと(以下「カリキュラム・マネジメント」という。)に努めるものとする
(p13 8行目~)

以上より、正解は3となります。


【コメント】

「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」は、「幼稚園教育要領」に準ずる重要資料ですが、「教育原理」という試験科目対策としては、これまでも、これからも、「教育」寄りの「幼稚園教育要領」のほうが重要です

「教育基本法」全文、「学校教育法」の重要条文、「幼稚園教育要領」の最初のほうを押さえてから、余裕があれば目を通す資料かと思います。

もっとも、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」は、「幼稚園教育要領」・「保育所保育指針」と内容的にかぶる部分が多く、「幼稚園教育要領」・「保育所保育指針」を勉強していれば対応できる問題も少なくありません

幼稚園の「年39週以上」、「1日4時間」は、「幼稚園教育要領」や「学校教育法施行規則」にも記述がある重要基本知識です。

そして、本問のB・Cは、「教育」課程=「幼稚園」該当課程についての記述であり、幼稚園に関する重要基本知識に基づき、「幼稚園の場合と大きな違いがあるはずがない」と考えられれば、迷わずB・Cを不適切と判断し、選択肢3を選ぶことができたのではないかと思います。

勉強の順番を間違えず、頻出重要基本知識の土台をしっかり築くことで、多少の応用的問題にも対応できるということが分かる問題でした。



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