2023年12月27日(水)
きのうはゆったりカフェの日。10名参加。
特にテーマはなく、建築基準のこと、俳句の会のパンフレットとくに地元の俳人の逸話、危険な食品添加物問題、日本農業の危機問題、ダイハツの車両認証試験不正問題では日本企業がいつからか技術・技術者を大切にせず経営業績をのみ重視するようになってしまったこと、それは日本の工業力の低下を物語る、GDPが世界4位に低下することにも現れていること、立山信仰や地域文化の歴史などなど、自由に話題提供して語り合う。
『モーツァルトの電話帳』㉙
「大航海時代」の語のみいきいきと前をゆく男ふたりの話
二人の男が夢中になって語り合う「大航海時代」という言
葉。女性から見ると勇ましく夢をはらんだ希望に満ちた言
葉と、うれしくも羨ましくも聞こえたのだろうか。
竹伐りに入りゆく男ひんやりと風は流れてその背も消えぬ
竹伐りという言葉は、青々と天に向かって伸びた竹を切る
働きで、伐られて横たわっている竹の姿も含めて、すがす
がしさを伴って見えてくる。竹林に入っていく男の姿も、
たくましさとともに消え入っていく軽やかさをも感じさせ
る。
たそがれの都は夢を見るところ盗人どももまどろみゐたり
いにしえの都の話なのか、歌人の体験なのか?
後者であれば、京都で開かれた歌会や歌人たちとのお付き
合いで、都に宿を取られたときの体験のように思います。
暗く静かな街のたたずまい。どんな夢なのか、人々とのお
付き合いの続きを夢見るのか。