今日は月1回のゆったりカフェの日。

町内の高齢者仲間が、誰でも自由に自分のテーマで語り合う2時間ばかり。

参加者は8人。

 

今日は、Gさんのオーディオ鑑賞会。

本人自製のスピーカーを公民館に持ち込み、お好みの音楽を鑑賞する会。

 

最初に、ショパンコンクール2位だった反田恭平さんの演奏。

私も、NHKが放映したショパンコンクールの映像と音楽、それに反田さん自身による演奏曲目の選曲理由や彼の意図の説明を聞いた。その時の反田さんは実に気さくで分かりやすく率直で、誰もが好きになりそうな人物でした。

演奏を批評する能力はありませんが、なにか軽々というか、実に楽しみながら演奏されていることが感じられました。

 

後はGさんのお好みで、幸田ひろ子「オンブラマイフ」、小澤征爾指揮・ウィーンフィル「歌劇コウモリ序曲」、パティー・ペイジ「テネシー・ワルツ」、ヨーヨーマ「スワン・プレリュード」、N響・パーボヤーヴィ指揮・服部萌音ヴァイオリン「チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲」

 

時間がないので、これらの曲もさわりだけ。

それでも各自の感想や思い出が語られ、女性から男の声も聞きたいと言われてカレーラスの歌声も飛び入り。

 

最後に、「ご希望を」と言われたので、予定に入っていた原信夫とシャープスアンドフラッツ「シングシングシング」をお願いした。

原信夫は富山出身のジャズメン。

 

かって卒業生の結婚式に招かれて上京、彼女は看護師で彼は麻酔科の医師の卵。2人はジャズキチと言っていい関係で、結婚式には是非シャープスアンドフラッツを呼びたいと願い、実現してしまった。

当日開場とともに式場には10名余の楽団員が、目の前で素晴らしい音響を奏でてくれる。トランペットを初めとしてその響きはただものではない。ジャズの本領発揮と言ったところ。

 

彼女は昼間は看護学校に通い、夜は私のところの夜間主コースに通うという頑張り屋で、卒業後は看護師として働き、その上、希望していた海外青年協力隊でザンビアに行き、連絡もないままどうしているかな、と思っていたとき、突然電話があって、「今東京にいます、結婚するので式に参加してください」と言う。ザンビアはどうしたのかと聞いたら、アフリカに行った後でアレルギーに襲われて生活ができず、半年を待たず帰ることになったという。

 

そんな思い出も、もう何年前のことかな?もう30年ぐらい前のことかな?

 

カフェの最後は「第九」でした。

この曲の主旋律を、ただ今ピアノで練習中。