御無沙汰しています。

 

先にピョンチャンオリンピックを契機として韓国文在寅大統領が執った南北融和・太陽政策を、米日が支持することによって危機を乗り切り、新しい展開を期待したいと書きました。今それが現実となって南北の首脳会談が始まりました。

 

金正恩という人物は、いったいどのような考えを持って成長してきたのだろうか。

大阪出身の在日朝鮮人で北に帰国された人を母親とする。

十代の4年間をスイスで学び、英語・ドイツ語・フランス語・中国語・ロシア語など数ヶ国語を学んだという。

その間の生活や交友関係がどんなものだったか分からないが、まったくの井の中の蛙だったわけではない。

少なくともヨーロッパの人々の生活を知っており、他国から自国の姿を見たり、他国の人々が自国をどう見ているかを知っていたと言える。 

そんなところに期待してみたいと思う。

もちろん北の権力は彼一人のものではない。旧来の権力の姿勢が簡単には変化しないものかも知れない。

しかし、国民生活の混乱・困難は事実だろう。そこにいつまでも目をつむっているわけにはいくまい。

 

もう一つの変化の契機は、核保有とミサイル実験の成功だろう。

善悪は別として、アメリカとの対等性を確保できたと言っている。

以前からアメリカとの対等な交渉を求めていたのは北である。

それがトランプという人物の登場によって実現した。

相互の変化の第一歩が始まったのである。後戻りしないことは当事者こそ肝に銘じているだろう。

 

それにしても一向に冴えないのはニッポンである。

強気ばかりで“全力で”“全力で”と言いながら、何もしない。いったいどこに日本の外交があるのだろうか。

それなのに“アベにしか外交は行えない”というマスコミの雰囲気がある。とんでもない認識である。

拉致問題がいつも二の次になっている現状がそれを表している。

 

いずれにせよ、第一歩が踏み出された。次の一歩一歩に期待しよう。

 

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