きのうは、夕方から夜にかけて、砺波ロイヤルホテルで開催されるペシャワール

の写真展準備を手伝ってきました。眠くてブログを書くことができませんでした。


このペシャワール会は、医師中村哲氏のパキスタン、アフガニスタンでの活動を

支える団体です。


私たちは、先に中村氏の講演を聴きました。その内容はもはや医療活動では

なく、大きな川から水路を引き、砂漠のような土地に水を与えること、現地の人々

の力で25.5kmに渡る用水路を掘るために、中村氏は土木技師となり、大型

建設機械を運転していた。


1980年代の当初は、アフガン難民のハンセン病の治療に従事し、診療所を

各地に設置しているところから、2000年代に入って今や


「これはもう、一つの戦でありましょう。

  みなを突き動かしているのは「平和な生活」です」


「百の診療所より、一本の用水路を!」


というのである。平和な生活を実現していくためには、そこで生活ができなけれ

ばならない。生活の場としていくためには、戦士とならなくても、働くことができ、

食べることができ、生きていくことができるために、中村氏は農業の再生を

実現しようとしています。


展示写真の中には、用水路建設以前の写真と用水路が通ったあとの写真が

上下に並べられて、比較ができるようになっていました。

以前は砂漠同然の荒れ野が、用水路ができたあとは、道路が通り、並木が

育ち、区画された農地には緑が充ち満ちています。


学校ができて子どもたちが集まり、モスクが作られて人々が集まってくる。


こんな中村哲という人物は、希有な日本人ではないだろうか。

私たちの前にいた彼は、何か特別のことを成し遂げたような顔をしているわけ

ではない。あの紛争と戦争のさなかであるアフガニスタンで、飄々と、あたかも

キリストのような風貌をして、恐れるものもなく、死をも目前にしながら、人々の

話を聞き、誠意を持って当たればなにごともできないことはない、と言っている

かのように、事を成し遂げていく人。


そんな軌跡を見ながら展示が終わりました。


この企画は、“アジア子どもの夢”のもので、11月中開催されています。