ダブルマール | 福が来た!

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保護犬福丸の毎日のことを
お知らせするブログのつもりでした…

先日、ブルーマールの記事を書いて、その時にもちょこっと触れましたが、

重要な話なので、もう一度。

 

ブルーマール×ブルーマールで、25パーセントの確率で産まれる、

やたら白っぽいこの毛色のことです。

 

マールが、染色体を切り刻んで~という説明は前の記事でも書いてますが、

この場合、問題になるのは、

この赤い線で囲われている部分以外に見える、白い部分

水色の部分です。

この部分は、マールの遺伝子が二重に働いているため、メラニン色素が作られず、

白く見えるのです。

一見、赤い線の部分の白い色と同じ白に見えますが、

この赤い線の部分の白は、

このトライの白い部分と全く同じで、なんら問題はありません。

トライの白の部分は、よく白いペンキを上から塗ったようなもの、と表現されますが、

白い部分の下にはちゃんと色素があるのです。

でも、ダブルマールで白くなった部分にはメラニン色素がありません。

 

見分けるポイントとしては、白い柄の位置です。

マールの出現する位置は、不規則です。

親犬のマール柄が背中にあったとしても、その子犬のマール柄が背中に出るとは限りません。

位置も、左右対称ではありません。

範囲も大きかったり、小さかったり。

 

シェルティの場合は、元々白い部分のある毛色なので、ダブルマールと判断が難しい毛色もたまにあります。

でも、ダックスの場合(ダックスの場合はダップルと呼びます)、パイボールドと呼ばれる毛色以外では、

白い色がイラストのような斑になって出るようなことはないので、

白い部分があったら、ダブルダップルと疑ってもよいかもしれません。

ちなみに、パイボールドっていうのは、シェルティで言うところの、

こんなんだったり、

 

こんなんだったり

 

こんなんだったりします。

あ、下の体が白いのはダックスにはいなかったっけ?あれ?

まあ、ええと、こんな感じです(汗)

いわゆるブチ模様のことです。

この3つの白い模様の共通の特徴は、

おなか側が全部白い、ってことです。

非常におおざっぱな感じですが、

こんな感じ。(イラストの完成度が低い……)

 

ちなみにこの白い色は潜性(劣性)遺伝で、2つ揃わないとこういう模様になりません。

片方が顕性(優性)のSだった場合、白がまったく出ないか、

足先や胸にちょろっと白い色が出ることがありますが、

その場合はおなか側は白くなりません。

Sシリーズはまたそのうちにしますねー(表裏のイラストは必ず直すっ!)