エアタグ事件②からの続き
春から一人暮らしが決まった大学2年生になる息子が、引っ越しが迫る春休みのある日、エアタグをつけた定期と学生証を失くしました。 ↓
失くした夜に探す事が出来ず、早朝に帰宅した息子。
息子じゃ、らちが明かないので
ふくろう母も、あちこちの駅に電話をしてみました。
また、
その電車のすべての忘れ物が届くセンターに、落としてからまる一日経った頃、電話
でも、届いていませんでした。
で、そのあいだ
不定期にエアタグから送られてくる情報を見ていると、なぜか、E駅であったり、A駅であったり、こんどはD駅であったり、延々と移動している・・・ ※自宅のipadで情報が見れていた。
そこから推測すると、
①息子の定期券は、落とした昨日の昼から、ずっ~と同じ電車の中にある可能性が。
誰かが盗らない限り、忘れ物があれば、その日の最終で駅員さんが拾って、まずは見つけた駅の改札で処理する。
その後、次の日以降のお昼に例の忘れ物センターに届けるとのこと。※電話で駅員さんから詳しく聞いた。
で、翌日の夕方にも、再度 忘れ物センターに聞いたけれど、やっぱり届けられていない。
・・・と
ここから推測すると
②息子の定期は、電車の中でも、誰かが簡単に見つけられるようなところに落ちていない可能性が。
そして、ときどき反応する駅を見ている限り、A駅とE駅の間を延々と移動している様子。
そこから推測すると
③息子の定期が落ちている電車(息子の使った電車)は、A駅~E駅までしか行かない車両と特定できる。
※それでも、なかなか絞るには難しいくらいの結構な本数のある電車
・・・と、もう夫と私はコナンになった気分。
で、再度 この状態を駅員さんに訴えてみた。
「実は、エアタグというものをつけているので、この二日間ずっと電車の中にあるのは、わかるんです。」※エアタグの仕組みも簡単に説明した。
「きっと、わかりにくい場所、たとえばシートの隙間などに落ちている可能性もあるのですが、どうしたらいいでしょうか?」・・・と。
駅員さんは
「大変申し訳ありませんが、車両が特定できない限り、こちらで探す事は難しいです。」
「誰かが見つけてくれて、届けてくれるのを待つしかありません。」
「ただ、一か月に1回、シートを上げて掃除をするときがあるので、その時に、もしかしたら見つかるかもしれませんが、それがいつになるかは、こちらでもわかりません・・・」
・・・との事でした。
失くした当の息子は、それでも相変わらず遊びやバイトに忙しくて、自分が無くしたのに、いまも不在・・・
今日の夜から、旅行に行く予定が・・・とか言っていた。
夫と私は、息子の定期が、かなりの確率で
走ってる電車の中にあるのはわかっているのに、
ただ、画面上から見ているだけで
それを取り返せないっていうのが、
「すっごくもどかしくて悔しいよね・・・」と。
そして、もし
息子の定期を探しに行くとしたら、探知機になる、わりと新しいバージョンのiphoneが必要。
夫のiphoneは、かな~り古いiphoneで、エアタグの探知機には残念ながら、ならない。
家にあるipadはシムが入っていないため、家の中専用。
No-WiFiで我が家の環境的には、持ち出しても使えない
私のスマホはandroid
で・・・結局、方法としては
息子のiphoneを使って探しに行くしかない。
・・・・その時、
息子がいったん、帰宅した。
息子は、これからすぐにバイトの歓送迎会(幹事らしい)で、そのあとは夜から夜行バスで旅行だと言ってる。
今しかない!!!
なんでもスマホに依存している息子で、スマホがないと何も出来なくて困ると言ったけれど、 とりあえず数時間なら差支えないらしく、夫のスマホと交換して、旅行に行くまでの間だけ、夫のスマホで我慢してもらう事に。
はい。不思議に思うかもしれませんが、肝心の息子は行きません。
このあとの予定もいっぱいだし、一緒に行くのは逆に足手まといになります。
でも、自分がやらかした事で、
私たちが大学のある街まで探しに行くんだから、それは「ありがとう!! お願いします」だろう・・・と。
でも、今はそんな事を言ってる暇はない。
息子のiphoneを借りて、息子が旅行で家を出る夜10時までに、夫と二人、大学のある街に行って
定期券を探すミッションを成功させてやる!!!!!💪
夫と私は、同じ気持ちでした。
夫「いまから、行く?」
私「うん、行こう!!!」
夫「二人で行けば、なんとかなるかもしれない」・・・と。
夫「ぜったいに、見つけてやるぞっ!!!!」💪
なぜか、すっごいやる気の夫。
そして、ぜったいに見つけてやる気合がすごい。
私は、みつかるかみつからないか半信半疑ですが
ダメ元で行ってみようと思いました。
土曜日の夕方5時、戻ってくる時間を考慮して、現地で与えられた時間は3時間ほど。
息子のiphoneを手に握りしめて
私たちは高速に飛び乗り、大学のある街に車を走らせました。
皆さまなら、どうやってエアタグの情報をつかって、移動している定期のある車両を特定しますか?
一緒に考えてみてください。