K子さんは、78歳の小柄な女性。
膝関節が外側に曲がり、変形して、痛ましいです。
ヨガや、ウォーキングなど、積極的に行っていますが、
膝痛はよくなりません。
今まで、整形外科で、
ストレートネック・坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・滑り症
と、診断され、膝についても、手術を勧められたそうです。
内科でも、いろいろと、診断されたそうです。
 
先日、転倒し、腰を痛めたので来院。
 
全身チェックで
①両手の指関節が、変形・太くなっている(リウマチではない)
②外反母趾 母趾二趾が重なっている
③膝関節はスムーズに動くが、熱を持っている
④骨盤機能低下→座骨神経痛
⑤上半身を左に回す時、右肩を上下に動かす
⑥足の裏にタコがある=歩き方が悪い
 
整復・局所冷却をし
テープを貼りました。
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歩き方の指導
関節を正しい位置に戻す体操の指導
をしました。
体操を少ししただけで、上半身の力が抜け、
身体状態が、落ちついてきました。
 
ご本人は、覚えていませんが、小学校入学前に、強く尻もちをついた跡が、
仙骨にあり飛び出しています。
幼いK子さんは、その痛みを感じない歩き方を工夫し、
それが今まで続いています。
 
痛いみをカバーした歩き方は、前重心の不自然な歩き方です。
前重心なので、上半身に力が入りすぎ、反り腰の不自然な歩き方・生活動作になり、
手指の関節は、炎症をおこし、変形しました。
また、歩行動作も前重心になるため、つま先方向に力が入り、外反母趾になりました。
外反母趾になると、膝に外側に力が働くので、0脚になり、ヒザの内側の軟骨が減り痛みます。
骨盤が機能低下しているため、内臓も調子がでません。
 
今後は、体操し、歩き方を正しくしていき、
身体全体のバランスを整え、
不調をなくしていってください。
熱を帯びているところは、炎症を起こしています。
氷のうで冷やしてください。
 
正しいフォームで歩くことです。
 
(N)