Y子さんは、87歳の元看護婦さん。
毎日のように、カーブスに通い、筋肉トレーニングをしていますが、
左股関節が痛くて、杖をついて歩いています。
22年前に左股関節を骨折し、手術でボルトが3本入っていましたが、
2020年ボルトが古くなったので、人工関節の手術をしました。
20年前から、左足をひいて歩いていました。
右膝は、3年くらい前から痛くなりました。
昨年、「仙腸関節が、悪いから、手術しましょう」
と整形外科のお医者様に言われましたが、
股関節人工関節の手術をしたばかりなので、断わったそうです。
全身チェック すると
①右肩・右背中が、はっている
②左首にはりがある
③上半身が右に回りにくい
④上半身が左に傾いている
⑤身体が硬い
整復・局所冷却 すると
〇腰・おしりが、軽くなった
〇体のバランスが良くなった
ご本人
「今まで、温めていたので、初めて冷却しました。
すると、左腰の痛みが軽くなり、ポカポカしてきました」
整復した身体が、痛い位置に戻らないように、
テープを貼りました。
正しいフォームの歩行・関節を正しい位置に戻す体操を
指導しました。
身体が硬いのは、早く歩こうとして、緊張していたせいです。
これからは、正しいフォームで歩けるゆっくりとした
速度で、歩いて自己整復してください。
ご本人は、股関節の痛みから、
痛みなく生活できるようになるため、
カーブスに通われていましたが、
筋肉を作る前に、正しい骨・関節の位置に戻してください。
関節が正しく動くと、筋肉が動き、
自然に 歩行に必要な筋肉がトレーニングできます。
ポール歩行訓練をして、
痛みのなかった頃の身体にもどしてください。
(N)

